上顎洞に１mmしかない骨を１０mm以上に増やした症例（サイナスリフト）

インプラント症例

上顎洞に１mmしかない骨を１０mm以上に増やした症例（サイナスリフト）

インプラント治療を希望され来院されました。

今までの不摂生で歯を悪くして、この際しっかり治したいと仰られていました。

サイナスリフト（上顎洞底挙上術）とは？

サイナスリフト（上顎洞底挙上術）とは、鼻の横の左右に１つずつある上顎洞と呼ばれる空洞に骨を増やす処置を言います。

主にこのサイナスリフトが必要となる部位は、上の奥歯のインプラント治療です。歯を抜歯すると骨は吸収・萎縮をおこし、インプラントを入れる為に必要な骨を失ってしまいます。また日本人は、欧米人などに比べ、骨が薄いため、このサイナスリフトが必要となる事が多々あります。

上顎洞の底部と骨の距離が短く、骨の厚みが無いのが分かります。この上顎洞の底部を上に持ち上げて骨を増やす骨造成治療をサイナスリフトと言います。

治療中

お口の中から上顎洞にアプローチし、上顎洞の内側にある薄い膜を破れないように剥がして、上に挙上します。その挙上したスペースに人工骨を入れて、骨を造成します。

治療前後の比較

サイナスリフト前は、骨の厚みが１mm以下のため、インプラントを入れても上顎洞に突き抜けてしまい、インプラントを入れる事ができません。

サイナスリフト後は、１０mm以上の骨造成がされているため、インプラントが上顎洞に突き抜ける事なく、インプラント治療を行えます。

治療中の動画

 

 

当院では、他院でインプラントを断られるような難症例も治療しております。骨が無くてインプラント治療を諦めていた方も、是非一度ご相談下さい。

 

年代・性別	５０代女性
主訴	インプラント治療希望
治療内容	サイナスリフト（上顎洞底挙上術）
費用	１０万
期間	６ヶ月
リスク・副作用	適切な診断を行わないとサイナスリフトの失敗に繋がります。また外科手術である為、痛み腫れなども伴う可能性があります。骨粗鬆症の薬（ビスフォスフォネート製剤服用されている方は、この治療はできない事があります）

インプラントでお困りの方は、是非一度ご相談下さい。

当院では初診時無料カウンセリングを行っております。

 

YASU DENTAL CLINIC

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監修者情報

松井　泰隆 　YASU DENTAL CLINIC　院長

東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。