重度歯周病を上顎金属床総義歯と下顎オールオン６（フルインプラントブリッジ）で治療した症例

インプラント症例

重度歯周病を上顎金属床総義歯と下顎オールオン６（フルインプラントブリッジ）で治療した症例

食事を噛む事ができず、口臭がすると来院されました。

３０年間歯周病で歯を抜いては入れ歯を修理するの繰り返しだったようです。

治療前の写真

残っている歯は、重度の歯周病で全てが揺れ動き残せる状態ではありませんでした。

入れ歯も修理を繰り返していた為、劣化が進んでおり、安定もしていなかった為、とても食事をしっかり噛める状態ではありませんでした。

治療途中の写真

長期間安定しない入れ歯を使用していると、知らないうちに顎の位置がズレて、変な噛み癖がついてしまいます。この間違った顎の位置で治療を行うと、後々顎が痛くなったり、噛みづらくなる等トラブルの原因になります。まずは、顎の位置を補正するための治療用総入れ歯を使用して頂きました。使用期間は１ヶ月程度で、特に噛みにくいなどの不都合はございません。

下顎のインプラント治療(オールオン６・即時荷重)

入れ歯が安定しにくい下顎をインプラント（オールオン６）治療していくことになりました。

治療用入れ歯の歯の位置を参考に、インプラントの正しい位置を診断して、正確にインプラント埋入していきます。通常はインプラントを入れると３ヶ月は安静にする為、被せ物を入れられませんが、インプラントの本数や骨の条件などが揃えば、インプラントを入れた当日から仮歯をいれ、固定式の歯で食事を噛む事（即時荷重）が可能になります。

オールオン４・オールオン６とは？

総入れ歯や多くの歯を失った方に４本〜６本のインプラントを埋入して、完全固定式の人工歯を使用する治療法です。埋入手術当日に固定式の仮歯を入れる（即時荷重）ので、その日のうちに、インプラントで噛む事が可能です。良く噛めるのはもちろん審美的にも優れた治療法です。インプラントの本数も少ないため、手術時間が短く、費用も抑えることが可能です。

治療後の写真

治療後は、硬いお肉でもお漬物でも、どんな物も噛めるようになり、食事が楽しいと仰って頂けました。

治療前後の比較（口腔内）

治療前はいつまた自分の歯がダメになるか不安だったようですが、その不安もなくなり、治療後の状態を長く維持するためにメンテナンスに通うなど、気持ちも前向きになられました。

治療前後の比較（口元）

年齢に関係なく、歯が綺麗になることは、嬉しいようで、大変喜ばれていました。

 

当院では、先ず患者様のご希望をお聞きして、患者さまごとに合ったオーダーメイドのインプラントと入れ歯治療を行っています

 

年代・性別	７０代男性
主訴	ご飯をしっかり噛みたい
治療内容	上顎総義歯,下顎オールオン６
費用	上顎：５０万、下顎：３３６万
期間	１.５年
リスク・副作用	適切な診断を行わないと入れ歯やセラミックの破折に繋がります。またオールオン６では、即時荷重を行っているため術後の荷重コントロールを行わないとインプラントの失敗につながる事があります。

入れ歯、インプラントでお困りの方は、是非一度ご相談下さい。

当院では初診時無料カウンセリングを行っております。

 

YASU DENTAL CLINIC

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監修者情報

松井　泰隆 　YASU DENTAL CLINIC　院長

東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。