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若い女性の方だと20代から入れ歯治療を受けられる方がいらっしゃいます。少し前までは、若くして歯を失ったことを恥ずかしく思い、なかなか歯科医院に来れない方が多かったようです。歯医者に行く勇気が出ず、治療を受けられない為に、さらにお口の状態が悪くなり、30代で総入れ歯になった方もいらっしゃいます。しかし、SNSやyoutubeなどの普及により若くして歯を失ってしまう方などの情報を知り、治療に踏み切る方が増えてこられました。
主に虫歯や歯周病、事故などで歯を失いますが、若い女性では、これに女性ホルモンの分泌によりお口の中の細菌が過剰に反応することで歯を失いやすくなったり、妊娠や子育てで治療に通えなかったなどの理由もあります。歯を失うことは決して恥ずかしいことではありません。不安な気持ちで一生過ごすのではなく、大変勇気のいることだとは思いますが、まずは治療相談にお越し頂きたいと思います。
このように若い女性の歯が無い状況は深刻です。入れ歯は生活の全てにおいて関係してきます。食事や会話や仕事をする時、運動や就寝時の違和感なども生活の質に関わってきます。
このようなお悩みを多く聞きます。入れ歯になってしまうのに年齢はあまり関係ありません。30代40代でも様々な理由や事情で入れ歯をされている方は沢山いらっしゃいます。またこの年齢での入れ歯治療に踏み切るには、非常に勇気がいる事だと思います。「歯科医院に行くのが恥ずかしい」、「入れ歯が私だけだったらどうしよう」、「入れ歯を入れてるのを知られたくない」など心配事は後を立ちません。
一昔前であれば、入れ歯は高齢の患者さまが受けられる治療という認識でしたが、近年の材料の発展に伴い、見た目が良くなり装着感などが向上したこともあり、30代40代の若い女性の方にも入れ歯治療が浸透して来ています。入れ歯の種類や治療方法など組み合わせると、選択肢は無数にあります。当院では、お一人お一人に合った最良の方法を見つけ出すお手伝いをさせて頂いております。
最近、よく治療で使用されるのがノンクラスプデンチャーと言われる金属のフックを無くした入れ歯です。スマイルデンチャーやミラクルデンチャーなど様々なメーカーがノンクラスプデンチャーの素材を発表しています。部分入れ歯特有の金属のフック(クラスプ)が見た目を損なうため、若い女性の方からは特に敬遠されがちです。ノンクラスプデンチャーは、この針金を無くし、歯茎と同じ色の樹脂製のフックで入れ歯を固定させる為、見た目が良いのが特徴です。しかし、そのどれもは保険適応外で高額な入れ歯になります。若くして歯を失ってしまうと、少々高くても見た目の良い入れ歯を作ろうと考えるため、ノンクラスプデンチャーを選ばれる方が多いようです。ただし、ノンクラスプデンチャーの中には、入れ歯の修理ができないなどのデメリットもございます。残っている歯の治療が必要になり型が変わってしまったり、入れ歯が割れてしまうなどの事態が起こった場合は、修理ができないため、折角作った高額な入れ歯を新しく作り替えるしか対応がなくなることもございます。選ばれる入れ歯の特徴を十分に理解して治療していく事が大事だと思います。
特に30代、40代の方の入れ歯治療は、必ず次に起こるトラブルを予測しその対応や治療が出来るようにしておかなければなりません。お口の中に入るものに“一生保つ”という確約はありません。毎日の食事で噛む力が加わり、熱いもの冷たいもの、酸っぱい物や甘いものなどのたくさんの刺激が加わります。今後起こり得るトラブルを事前に把握し、そのトラブルが起こった際も最小限の治療で対処できるような治療計画を立てる事が重要です。
当院では、30代40代で歯を失ってしまった方にインプラントオーバーデンチャーという治療法を提案しております。入れ歯の欠点である、物が噛めない、入れ歯が外れやすい、見た目が悪い、発音がしにくいなどのお悩みを全て改善できる治療法です。
必要最小限のインプラントで入れ歯をパチっと固定します。またインプラントで入れ歯を支える為、従来の入れ歯より小さいので発音がしやすく、見た目が良い(入れ歯と分からない)のが特徴です。メンテナンスも非常に簡単なため、トラブルが少なく長くご使用頂けます。
若くして歯を失うことは、予想以上に辛く大変なことだと思います。歯を失うことは生活していく全ての場面で影響してきます。私は若くして歯を失う父を見てきたので、その大変さや辛さなど身近に感じてきました。今では私が治療したインプラントオーバーデンチャーで何でも食べれるようになりました。皆様にもぴったりで安心できる治療方法が必ずあります。その方法を見つけるお手伝いをさせて頂きます。お一人で悩まず先ずはご相談ください。
松井 泰隆 YASU DENTAL CLINIC 院長
東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任