『せっかく作った入れ歯が合わなくなってきた…』
『入れ歯がズレて口の中が痛い』
『入れ歯が合わないまま使い続けて大丈夫なのかな?』
毎日合わない入れ歯を使い続けて、痛みや違和感、不快感に悩まされてはいませんか?入れ歯ってこんなものなんだろう、我慢するしかないんだろうな、と諦めてしまっていませんか?
入れ歯が合わない場合でも、入れ歯の修理や作り直し、別の治療法に切り替えるなど、解決する手段は多数あります。
入れ歯が合わないのには、必ず何か原因があります。その原因を特定して解決することで、入れ歯のズレによる不快感が解消され、より快適に日々を過ごすことができるようになります。
このページでは、以下の内容を解説するので、今現在入れ歯が合わないと感じている方はぜひご覧ください。
- 入れ歯が合わない原因
- 入れ歯が合わないまま使い続けるリスク
- 入れ歯が合わない場合の対処法
一昔前までは入れ歯が合わなくても、使い続けるしかない場合もありました。ですが現在、歯科医療の技術は日々進歩しており、さまざまな入れ歯が開発されています。そのため患者様のお口の状態に合わせて、適切な入れ歯を選択することができ、入れ歯以外にも様々な選択肢があります。
参考:歯を失ったときの4つの治療法|歯科医自身が歯を失ったらどうする?
当院では、入れ歯が合わなくてお困りの患者様に、最適な治療をご提案致します。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。ぜひ一度当院の無料相談へお越しください。
目次
入れ歯が合わなくなる代表的な2つの原因
入れ歯が合わないままだと、歯茎に痛みを感じたり、痛みのせいで食事が噛みにくかったり、噛んだ時に入れ歯が沈んでしまったりと、さまざまな弊害が生じます。いま現在も合わない入れ歯を使い続けているというのは、とても苦痛なことだと思います。
入れ歯が合わなくなってしまうのには、主に2つの原因があります。まずはあなたの入れ歯がなぜ合わなくなってしまったのか、理解を深めていただくことでその後の対策をとりやすくなります。
入れ歯が合わなくなる主な原因は以下の2つです。
- 原因①:歯茎やあご骨の変形や残存歯に問題が起きた
- 原因②:入れ歯が経年劣化した
後述しますが、合わない状態の入れ歯を使い続けることで、さまざまなリスクが生じます。入れ歯が合わないと感じるのであれば、今すぐに歯科を受診することをお勧めします。
原因①:歯茎やあご骨の変形や残存歯に問題が起きた
入れ歯が合わない原因の大半は、患者様ご自身のお口の中の状態が、日々変化することにあります。特に入れ歯が必要なほど、健康な歯が抜け落ちてしまった状態だと、お口の中は急激に変化していきます。
歯を失うと、歯を支えていた骨が痩せてしまいます。骨が痩せることで、あご骨が変形してしまい、もともと合っていた入れ歯が合わなくなってしまうのです。同様に、歯を失うと歯茎も痩せてしまい、入れ歯が合わなくなってしまいます。
入れ歯の支えになっている残存歯も、入れ歯からの負荷の影響で傾いたりグラつくことがあり、これも入れ歯が合わなくなる原因となります。
原因②:入れ歯が経年劣化した
患者様ご自身のお口の変化がなくても、入れ歯そのものが経年劣化してしまい、入れ歯が合わなくなる場合があります。
特に保険診療で作る入れ歯は、材料にレジンと呼ばれる、歯科用のプラスチックが使用されています。レジンは安価で扱いやすい反面、摩耗しやすく、変色や変質も起きやすい素材です。そのため保険診療の入れ歯は、自費診療の入れ歯と比べて経年劣化しやすく、入れ歯が合わなくなるという問題が起きやすいです。
保険診療の入れ歯に限らず、一度作った入れ歯が何十年も劣化せず、メンテナンスもなしに使い続けられる、ということはありません。入れ歯の経年劣化で合わなくなってしまった場合は、入れ歯のメンテナンスによって再び使用できる場合もあるので、歯科の受診をお勧めします。
当院では、入れ歯が合わなくてお困りの患者様に、最適な治療をご提案致します。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。ぜひ一度当院の無料相談へお越しください。
合わない入れ歯を使い続けると生じる5つのリスク
入れ歯が合わなくなる原因は、患者様のお口の中の問題と、入れ歯そのものの経年劣化の問題がある、ということはご理解いただけたかと思います。
このページをご覧の方には、入れ歯が合わなくてとても辛い、今すぐなんとかしたいという方もいれば、少し違和感を感じるけど放っておくか悩む…といった方もおられるでしょう。
当院では少しの違和感であっても、入れ歯が合わないと感じるのであれば、歯科を受診することをお勧めしています。というのも、合わない入れ歯を使い続けることには、相応のリスクがあるからです。
合わない入れ歯を使い続けるリスクは、大きく分けて以下の5点です。
- リスク①:口腔内の粘膜を傷つけやすくなる
- リスク②:残存歯の寿命が縮まる可能性がある
- リスク③:歯茎がブヨブヨに柔らかくなる可能性がある
- リスク④:あごの骨が痩せる可能性がある
- リスク⑤:顎関節症になる可能性がある
今現在も合わない入れ歯を使い続けている方には、大きな問題が起きる前に歯科で問題解決していただければと思います。ぜひこの続きもご覧いただき、合わない入れ歯を使い続けるリスクへの理解を深め、なるべく早い歯科の受診をご検討ください。
リスク①:口腔内の粘膜を傷つけやすくなる
合わない入れ歯は、口の中でズレて動いたり、本来力のかからない部分に力がかかったりします。そのまま使い続けると、食事や会話などお口を動かす際に粘膜と擦れて傷つけてしまい、痛みが生じたり口内炎ができる場合があります。
合わない入れ歯を使い続けることで、お口の粘膜が傷付いてできる口内炎のことを、義歯性口内炎とよびます。
リスク②:残存歯の寿命が縮まる可能性がある
合わない入れ歯を使い続けることで、残存歯(残っている健康な歯)の寿命を縮めてしまう可能性があります。
合わない入れ歯は、入れ歯を支えるための周囲の残存歯に、元々の予定よりも大きな力がかかってしまうことがあります。厳密に言えば、入れ歯が合っていても、支えとなる残存歯には負荷がかかるため、歯の寿命は多少短くなってしまいます。しかし入れ歯が合わない状態だと、より大きな負荷がかかるため、歯の寿命を大幅に縮めてしまいます。
当院で扱う入れ歯の中には、残存歯の代わりにインプラントを支えにする、周囲の歯の寿命を守ることのできる入れ歯もあります。なるべく健康な歯を長く残したい、という方はそのような入れ歯を検討しても良いでしょう。
リスク③:歯茎がブヨブヨに柔らかくなる可能性がある
合わない入れ歯を長く使い続けると、歯茎がブヨブヨに柔らかく肥大化する症状が起きることがあります。(フラビーガム)
フラビーガムは、合わない入れ歯によって歯茎に長期間刺激が加わることにより発生します。フラビーガムはコンニャクのような柔らかい組織なので、その部分の入れ歯の適合が悪くなり、元々合わなかった入れ歯がさらに合わなくなってしまいます。
リスク④:あごの骨が痩せる可能性がある
合わない入れ歯を使い続けると、あごの骨が痩せてしまう可能性があります。
人体には、使われていない箇所は衰えてしまうという特徴があります。そのため入れ歯が合わないままで、噛む力が弱くなってしまうと、使われていないあごの骨が痩せてしまいます。
反対に、合わない入れ歯によって過剰な負荷がかかっている場合も、負荷に耐えられなくなったあごの骨が痩せてしまいます。
しっかりと適合する入れ歯を使って、適切な力を加えることにより、あごの骨の健康を維持することが可能となります。
リスク⑤:顎関節症になる可能性がある
入れ歯が合わないままだと、顎関節症の原因になる可能性もあります。
入れ歯と残っている歯の噛み合わせが悪かったり、入れ歯の大きさやバランスが悪くて噛み合わせに影響が出ていると、片顎にだけ大きな負担がかかるようになります。その状態が長く続くと、筋肉のバランスが悪くなり、さらに片側の顎に負担がかかるという悪い循環が起きることも。
このような状態を放置していると、最終的には顎関節症を発症してしまいます。
入れ歯が合わなくなってきたと感じたらすぐに歯科医院へ
入れ歯が合っていないと感じた際には、すぐに歯科医院を受診しましょう。
合わない入れ歯を使い続けて酷い義歯性口内炎になったり、残存歯が抜けてしまった場合、入れ歯の作り直しが必要になります。そうなる前の入れ歯が合わないと感じているタイミングであれば、簡単な修理や調整で対応できる場合もあります。そのため少しでも合わない、違和感があると感じたら、早めに歯科医院を受診するのが最良です。
また、合わない入れ歯を補助するための、入れ歯安定剤などもありますが、あくまでも応急処置だと考えておきましょう。
入れ歯安定剤は清掃しにくく不衛生になりやすかったり、水分を吸収してしまいお口が乾燥したりという問題も抱えています。これらの問題が原因で、お口の中の細菌が増殖して歯周病のリスクが増えることがあるため、当院では入れ歯安定剤を使用し続けることはおすすめしていません。
入れ歯にストレスを感じる場合はインプラントオーバーデンチャーも◎
当院では合わない保険の入れ歯でお困りの患者様に、残存歯ではなくインプラントを支えに使う、インプラントオーバーデンチャーをおすすめしております。
インプラントオーバーデンチャーは、インプラントと入れ歯を組み合わせた治療法です。保険の入れ歯が残存歯や歯茎を支えにするのに対し、インプラントオーバーデンチャーではあごの骨に埋め込んだインプラントを支えにします。
インプラントを支えに入れ歯を固定するため、入れ歯がしっかりと安定し、ズレたり合わないという心配がほとんどありません。しっかりと固定されるため、食事をよく噛むことができ、お口が健康だった頃のように食事が楽しめるようになります。
保険の入れ歯だと歯茎に力がかかりやすい箇所も、インプラントがしっかりと支えてくれるため、義歯性口内炎などのリスクも大きく軽減されます。
保険の入れ歯とインプラントオーバーデンチャーの違いは、以下をご参考にしてください。
※横にスクロールしてご覧いただけます。
インプラント オーバーデンチャー |
保険の入れ歯 | |
痛み | ・痛みが出にくい
・義歯性口内炎の心配が少ない |
・痛みが出やすい
・義歯性口内炎の心配がある |
外れやすさ | インプラントに固定するので外れることがない | 外れやすい |
機能性 | ・しっかり噛めて食事を楽しめる
・発音が明瞭になる |
・硬い食べ物などは噛めない
・モゴモゴした発音になりやすい |
お口への負担 | インプラントが支えになるので
歯茎や他の歯への負担になりにくい |
歯茎や周囲の歯に強い負担がかかる |
手術 | インプラントを埋め込む外科手術が必要 | 手術は必要ない |
治療期間 | 2ヶ月以上かかる場合が多い | 2週間〜1ヶ月で作成できる |
費用 | 31万円〜 | 1万円以下 |
当院では合わない入れ歯でお困りの患者様のインプラントオーバーデンチャーによる治療を日々数多く行なっております。インプラントオーバーデンチャーにご興味をお持ちの方は、ぜひ一度当院の症例集をご覧ください。
まとめ:合わない入れ歯は放置せずに歯科に相談を
このページでは、入れ歯が合わないままだとどうなるのか?合わない原因や使い続けるリスクの高さ、また解決策について解説させていただきました。
合わない入れ歯を使い続けることは、不快感や痛みだけでなく、入れ歯を支える残存歯にも悪影響を与えます。残存歯がダメになってしまった場合は、入れ歯の作り直しが必要になることもあります。そうなる前に入れ歯の修理やメンテナンスを行えば、作り直しよりも安く早く対策をとることができます。そのため、入れ歯が合わないと感じた場合は、すぐに歯科医院に相談するのがおすすめです。
当院では合わない保険の入れ歯でお困りの患者様に、残存歯ではなくインプラントを支えに使う、インプラントオーバーデンチャーをおすすめしております。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。ぜひ一度当院の無料相談へお越しください。