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老後に受けるインプラント治療のデメリットと注意点

老後に受けるインプラント治療のデメリットと注意点

『老後に受けるインプラント治療はデメリットが多いのでしょうか?』
『歯科医からは入れ歯やブリッジを勧められたのですが、インプラントはやめた方がいいんですか?』

 

年齢を重ねて歯周病などを患うと、自ずと歯を失うことが多くなります。歯を失ってしまった際に選択肢となる治療法は、大きく分けて以下の3つとなるでしょう。

 

  • インプラント
  • 入れ歯
  • ブリッジ

 

これらの治療の中でも、年齢を重ねた方は入れ歯をご提案される機会が多いかと思います。当院にご相談くださる患者様にも、かかりつけ医は入れ歯を勧めるばかりでそれ以外については説明してもらえなかった、という方が多いです。

 

特にご高齢の患者様においては、インプラント治療に興味があるのに十分な提案が受けられなかった。インプラントのデメリットばかり聞かされて怖くなってしまった。という方が非常に多いように思います。

 

そこでこのページでは、高齢になってからのインプラント治療についてご説明いたします。

 

  • ご高齢の方のインプラント治療のデメリット
  • 安心してインプラント治療を受けるために注意すべきこと
  • 老後に適したインプラント治療

 

ご高齢になってからのインプラント治療には確かにさまざまなリスクがありますが、注意点をおさえておけば安全に治療を行えます。また近年では、インプラントを活用しより老後に適した治療を行うことができるようになっているため、当ページの後半ではそういった内容もご紹介します。

 

当院では老後を見据えたインプラント治療として、インプラントオーバーデンチャーを取り扱っています。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。現在入れ歯やインプラントについてお困りの方は、ぜひ一度当院のインプラントオーバーデンチャー症例をご覧ください。

 

 

老後に受けるインプラント治療の4つのデメリット

老後に受けるインプラント治療の4つのデメリット

ご高齢になってから歯を失った際に、歯科医から勧められる治療といえば、やはり入れ歯が主になってきます。当ページをご覧の方の多くが、インプラントでの治療をご希望かと思いますが、なぜ歯科医はインプラントよりも入れ歯を提案するのでしょうか?

 

さまざまな理由がありますが、やはり高齢になってからのインプラント治療には、デメリットが伴います。ただし患者様ご自身がデメリットを把握した上で、インプラントに精通した歯科医院を選べば、安心して治療を受けられるでしょう。

 

そこでまずは、ご高齢の方のインプラント治療の4つのデメリットを解説するので、ご覧ください。

 

  • 外科的処置に耐えられる体力が必要
  • あごの骨の状態によっては治療が難しいケースもある
  • 時間と費用がかかる
  • メンテナンスに手間がかかる

 

以下でそれぞれのデメリットについて、詳しくご説明します。またページの後半では、安心してインプラント治療を受けるためのポイントもご説明するので、是非最後までご覧ください。

デメリット①:外科的処置に耐えられる体力が必要

インプラント治療は必ず外科手術を伴います。外科手術とは言っても、入院が必要な大掛かりな手術というわけではありません。具体的には、歯茎を切開し顎の骨に穴を開け、そこにインプラントの土台(人工歯根)を埋め込みます。

 

この手術による身体への負担は、通常の抜歯とほぼ同程度だと考えられています。ただし患者様のご年齢が高齢になると、患者様の持病の問題や服薬の問題、体力などが問題になることがあります。これらの問題により、インプラントに伴う外科手術を受けられない患者様もおられます。

 

デメリット②:あごの骨の状態によっては治療が難しいケースもある

インプラントは人工歯根という土台を顎の骨に埋め込むことで、まるで天然の歯のようにしっかりと固定され、食事なども問題なく噛むことができます。ただしその性質上、顎の骨が痩せていたり弱くなってしまっていると、インプラントを埋め込むことが難しい場合があります。

 

特にご高齢になると、歯周病や骨粗しょう症によって、顎の骨の状態が悪くなっていることがあります。

 

当院では、インプラントを埋め込むための骨が足りない患者様には、骨造成という骨を造り出す治療を行うことができます。しかし骨造成は全ての歯科医院で受けられるわけではありません。専門知識を必要とする難しい治療のため、お近くの歯科医院などでは骨造成ができないことを理由に、インプラント手術を断られることもあるでしょう。

 

>>骨の状態が悪い患者様のインプラント治療

 

デメリット③:時間と費用がかかる

インプラント治療の大きなデメリットとして、治療に時間と費用がかかることが挙げられます。

 

入れ歯での治療であれば、保険診療で費用負担を抑えることができます。しかしインプラントは基本的には自費治療となるため、高額な費用がかかります。

 

またインプラント治療は段階的に行うため、何度も通院して時間をかけて治療することになります。特にご高齢の場合は、インプラントの土台である人工歯根と骨が結合しにくいことがあり、治療期間が長くなるケースもあります。

 

デメリット④:メンテナンスに手間がかかる

インプラントは人工物なので、虫歯になることはありません。しかしインプラントのお手入れを怠ると、インプラント周囲炎になってしまうことがあります。

 

インプラント周囲炎は歯周病に似た疾患で、インプラントを支える骨が溶けてしまいます。症状が進行すると、インプラントが抜け落ちてしまうことも。それを防ぐためには、日々のブラッシングなどのお手入れや、定期検診でのメンテナンスなどが非常に重要になります。

 

対して入れ歯の場合、もちろん入れ歯もお手入れが必要ですが、取り外すことができるため比較的簡単に清掃することができます。特に老後の介護などが必要になった際には、入れ歯の方が介護者にとっても清掃が楽になるという側面があります。

 

老後に安心してインプラント治療を受けるための3つの注意点

ここまでご高齢になってからインプラント治療を受けることのデメリットについて解説しました。確かにデメリットはあるものの、しっかりと噛めるインプラントはやはり魅力的。そこで老後でも安心してインプラント治療を受けるための注意点についても、ご説明いたします。

 

  • 治療前にインプラントの特性をしっかり理解する
  • 歯科用CTを備えている歯科を選ぶ
  • 持病を抱えている場合はかかりつけ医に要相談

 

これらの注意点を守ることで、老後も安心してインプラント治療を受けられます。以下でより詳しくご説明するので、インプラントを検討している方は必ずご覧ください。

 

注意点①:治療前にインプラントの特性をしっかり理解する

老後のインプラント治療を安心して受けるためには、患者様ご自身がインプラントの特性をしっかりと理解することが大切です。

 

このページでもご説明している通り、ご高齢になってからのインプラント治療にはさまざまなデメリットがあります。治療期間が長期間に及ぶ可能性があったり、入れ歯などと比較して費用も高額になりがちです。また治療後もお手入れがしっかりとできなければ、インプラント周囲炎を発症する恐れがあります。

 

こういったインプラント特有のデメリットを理解し、入れ歯などとも比較した上でご自身に適した治療を選ぶことが重要です。

 

注意点②:歯科用CTを備えている歯科を選ぶ

インプラント治療を安全に行うためには、術前の検査が最も重要といっても過言ではありません。特にご高齢の患者様の場合は、顎の骨が歯周病や骨粗しょう症で弱っている場合があります。術前検査でインプラント治療の適否を慎重に見極めなければ、重大な事故につながる可能性もあります。

 

骨の状態を調べるために重要な機材が、歯科用CTです。歯科用CTを使用することで、レントゲン画像ではわからない骨の状態や、神経の状態まで把握できます。これによりインプラントをより安全かつ正確な位置に埋め込むことができます。

 

当院ではインプラント治療の際に、必ず歯科用CTでの事前検査を行っています。

 

注意点③:持病を抱えている場合はかかりつけ医に要相談

インプラント治療の際には外科手術を伴うため、持病をお持ちの患者様は治療リスクが高まることがあります。持病の種類によっては、そもそもインプラント治療ができないということもあり得ます。

 

インプラント治療を行う際に、注意すべき持病がある場合は、患者様のかかりつけ医と歯科医師間での連携が必要になることもあります。かかりつけ医と相談の上、一時的な服薬の中断など患者様の健康上のリスクを最小限に留めることで、安心してインプラント治療を受けていただくことができます。

 

インプラントを活用する老後に適した2つの治療法

インプラント周囲炎が正式な名称なんですが、インプラント歯周炎はSEO的にその方がいいでしょうか?

ご高齢で歯を失ってしまった方の治療法というと、みなさま入れ歯やインプラント、ブリッジなどを想像されるかと思います。どれも素晴らしい治療法ですが、実は近年インプラントを活用した、老後に適した治療法が開発されてきていることをご存じでしょうか?

 

ここでは、インプラントを活用したご高齢の方におすすめの治療法を、2つご紹介します。

 

  • オールオン4
  • インプラントオーバーデンチャー

 

それぞれ異なる特徴のある治療法ですが、どちらも老後に多くの歯を失ってしまった方に、おすすめの治療です。インプラント治療や入れ歯での治療をご検討の方、現在失った歯に対する治療に満足ができていない方は、是非ご覧ください。

 

治療法①:オールオン4

オールオンフォー(all on 4)

オールオン4は、顎の骨に4本〜6本のインプラントの土台(人工歯根)を埋め込み、それを固定源に連結した人工歯を被せる治療法です。歯を全て失った方の場合、通常のインプラント治療では8本〜12本のインプラントを埋め込みますが、オールオン4であれば最小4本のインプラントを埋入するだけで治療が完了します。

 

通常のインプラントでの治療と比較して、インプラントを埋入する本数が少ないため、身体への負担や費用面での負担も軽減されます。また、顎の骨の厚くて頑丈な箇所を選んで人工歯根を埋入するので、ご高齢で骨の状態がよくない患者様でも治療を受けていただきやすいという特徴もあります。

 

>>オールオン4についてさらに詳しく

 

治療法②:インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャー

インプラントオーバーデンチャーとは、自由に取り外しのできる上部構造(入れ歯)を、インプラントで固定することで、しっかりと入れ歯を安定させる治療法です。単に「オーバーデンチャー」とだけ呼ぶこともあります。

 

通常の入れ歯の場合は、入れ歯を歯茎の粘膜だけで支えているので、しっかりと固定されずにズレてしまったり、硬いものがうまく食べれなかったりします。対してインプラントオーバーデンチャーは、顎の骨に埋め込んだインプラントを固定源とします。そのため入れ歯が安定しやすく、固い食べ物などもまるで天然の歯のように噛むことができます。

 

またインプラントオーバーデンチャーは、上部構造の入れ歯を取り外すことができるため、お手入れが非常に簡単なことも大きな利点です。特にご高齢の方で将来的に介護が必要になることも念頭におくと、入れ歯を外して清掃できる点は介護者の方の負担軽減の意味でもメリットが大きいかと思います。

 

>>インプラントオーバーデンチャーについてさらに詳しく

 

しっかりと噛めるようにするためには「全ての歯をインプラントにする必要がある」というイメージをお持ちの方は多いかもしれません。

 

ですがインプラントオーバーデンチャーやオールオン4を活用することで、数本のインプラントを埋め込むだけで、食事などで不自由することがなくなります。通常のインプラントより経済的で、かつ利便性の高い治療法として、近年注目が高まっています。

 

当院では老後を見据えたインプラント治療として、インプラントオーバーデンチャーを取り扱っています。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。

 

実際に私の父にも、インプラント治療を行いました。

 

40年間入れ歯で苦労した父が噛める治療を行った際のエピソード

 

まとめ:老後のインプラント治療を後悔しないためにもデメリットを慎重に考慮しましょう

まとめ:老後のインプラント治療を後悔しないためにもデメリットを慎重に考慮しましょう

このページでは、老後のインプラント治療におけるデメリットや注意点などを解説させていただきました。

 

歯を失った際の治療としては、インプラントが有名ですが、ご高齢になってからのインプラント治療にはデメリットやリスクも多いのは事実です。ただしこのようなデメリットやリスクを患者様ご自身が理解をした上で、適切な治療を行える歯科医院で治療を受けることで、安心してインプラント治療が行えます。

 

また近年では、通常のインプラントより経済的で、かつ利便性の高い治療法として、インプラントオーバーデンチャーやオールオン4も注目されています。どちらの治療法も、ご高齢の患者様にとってメリットが大きく、当院としてもおすすめしている治療法となります。

 

当院では老後を見据えたインプラント治療として、インプラントオーバーデンチャーを取り扱っています。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。ぜひ一度当院の無料相談へお越しください。

 

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大阪のインプラントオーバーデンチャー専門【YASU DENTAL CLINIC】

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FAQ -よくある質問-

インプラント オーバーデンチャー 名医 監修者情報

松井 泰隆 YASU DENTAL CLINIC 院長 『インプラントオーバーデンチャー外来』

 

東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、
その後インプラント治療や入れ歯治療を専門に行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。
インプラント オーバーデンチャーの治療実績も多数。

経歴
2003年 東京歯科大学入学
2009年 京都大学医学部付属病院・口腔外科学講座 インプラント専門外来
2010年 京都大学医学部付属病院関連病院
麻酔科・口腔外科
2012年 医療法人健志会
ミナミ歯科クリニック勤務
分院長など歴任
2021年 YASU DENTAL CLINIC 開院
所属学会等
  • ADPR インプラント軟組織コース インストラクター
  • 日本臨床歯科学会(大阪SJCD) 委員会所属
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 国際口腔インプラント学会(International Society of Oral Implantology)
  • ITI(International Team for Implantology)
  • 日本歯科審美学会
  • 日本顎咬合学会会員、認定医
  • インビザライン認定医
  • 大森塾1期生

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日付:   カテゴリ:コラム

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