『オールオン4なら安く全部の歯をインプラントにできるって本当?』
『オールオン4に興味があるけれど、人によってはできない可能性もあるの?』
多くの歯を失ってしまった方の治療として、近年高い注目を集めているオールオン4。全ての歯をインプラントにするのと比べて費用負担が少なく、実際に当院にもオールオン4を検討されている患者様は多くおられます。
そんなオールオン4ですが、全ての患者様がオールオン4で治療できる、というわけではありません。患者様の状況によっては、オールオン4による治療ができないと判断される場合もございます。
そこでこのページでは、オールオン4での治療をご検討の方に向けて、以下の内容をご紹介します。
- オールオン4ができない方の特徴
- オールオン4ができるかどうか判断する方法
- オールオン4以外の選択肢
特にご高齢の患者様の場合、歯を失った際の選択肢は徐々に限られてきます。歯を失った本数が増えてくると、ブリッジでの治療ができなくなったり、失った全ての歯をインプラントで治療するとなると費用負担が非常に大きくなるので、現実的ではないと感じる方も多いでしょう。
治療の選択肢が減ってきたという方にとって、オールオン4は非常に優れており、ご希望する患者様は増えてきています。当院では多くの歯を失った方への治療として、オールオン4やインプラントオーバーデンチャーを取り扱っています。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。まずはぜひ当院の症例集をご覧ください。多くの歯を失った方が審美性・機能性ともに回復する様子を見ていただけます。
目次
オールオン4で治療ができない理由7選
オールオン4ができない方は、どういった方なのでしょうか?
オールオン4による治療は、多くの歯を失ってしまい、ブリッジや総インプラントが難しいという方にとって、一つの解決策となる素晴らしい治療法です。ただし全ての患者様がオールオン4で治療できるわけではありません。
患者様の状況次第では、オールオン4が不向きな方や、オールオン4ができない方もおられます。ここではまず、オールオン4が不向きな患者様に共通する特徴を7つ、ご紹介します。
- 残存歯がある
- 歯周病が進行している
- 顎の骨が極端に弱い・薄い
- 糖尿病などの全身疾患を抱えている
- 喫煙習慣がある
- 日常生活において介護を必要としている
- 治療費の捻出が困難である
これらの特徴に該当する患者様は、オールオン4に不向きだったり、オールオン4ができない可能性があります。より詳しくご説明するので、ぜひ続きをご覧ください。オールオン4での治療が、必ずしも全ての方にとって適しているわけではありません。実際にオールオン4で治療をしたことを後悔されている方も多いようです。治療の前に、オールオン4のデメリットなどについても理解しておくことが重要です。
>>オールオン4を後悔する5つの瞬間と後悔しないためのポイント
またページの後半では、オールオン4が不向きな患者様のための、代替案となる治療法もご紹介します。オールオン4が不向きな方の特徴に当てはまっていても、代替となる治療ができる場合もあります。ご安心ください。
①残存歯がある
残存歯が残っている方は、オールオン4による治療ができません。オールオン4は4本のインプラントを土台に、片顎全ての分の人工歯を装着します。ご自身の健康な歯が残っている場合は、オールオン4による治療ができません。そのため、残存歯が健康でしっかりと機能している場合でも、オールオン4にしたければ抜歯しなければなりません。
ただし状態の悪い残存歯を放置していると、別の問題に発展することもあるので、残存歯の状態次第では抜歯したほうが良いこともあります。
②歯周病が進行している
歯周病が進行している方は、オールオン4での治療ができない場合があります。歯周病は歯周病菌が歯茎の中の骨を溶かす病気です。歯茎の中に歯周病菌が入り込んだ状態でインプラントを入れてしまうと、細菌感染を起こしたり、インプラント周囲炎のリスクが高まります。
また歯周病によって骨が弱まっていると、インプラントが安定しにくくなります。オールオン4は4本のインプラントで片顎全ての人工歯を支えるため、インプラント1本あたりの負担が大きく難易度の高い治療です。そのうえ歯周病により骨の状態が悪くなっていると、歯科医側にも非常に高い技術が求められるため、治療を行える歯科医師は限られます。
③顎の骨が極端に弱い・薄い
顎の骨が極端に弱かったり薄かったりする場合は、オールオン4での治療ができないです。オールオン4は4本のインプラントで、片顎全ての人工歯を支えます。その特性上、顎の骨が薄すぎたり、弱かったりする場合は、最大12本の連なった人工歯を支えられない場合があります。
特に歯周病で骨が溶けている方や、高齢で骨粗しょう症をお持ちの方などは、顎の骨が原因でオールオン4ができないと診断されることもあるでしょう。
こういった場合には、骨造成や骨移植などの治療で、オールオン4を十分に支えられるだけの骨を造ることも可能です。ただし骨造成などの治療は専門的な知識が必要なので、当院のようなインプラント治療と骨造成の両方に精通した歯科医院を選ばれることが重要です。
④糖尿病などの全身疾患を抱えている
オールオン4に限らずインプラントを使用する治療の際には、糖尿病などの全身疾患を抱える患者様は、治療が難しい場合があります。
インプラントを埋入する際には、必ず外科手術を伴います。そのため患者様が、手術に耐えられる、健康な状態である必要があります。例えば糖尿病をお持ちの患者様の場合、手術の傷の治りが遅くなることがあり、感染症を起こすリスクが高まります。
ただし全身疾患をお持ちの方は、絶対にインプラントの手術を伴う治療を受けられないというわけではありません。かかりつけ医と歯科医師が連携して、投薬なども調整することで、インプラントの手術が可能になる場合もあります。
⑤喫煙習慣がある
喫煙習慣がある方は、オールオン4を含む、インプラント治療全般ができない可能性があります。タバコを吸うことで血管が細くなり、血液の流れが悪くなることがわかっています。これにより、インプラントの人工歯根と顎の骨の結合がうまくいかない場合があります。
また血液の流れが悪いと、手術後の傷の治りが悪くなります。傷の治りが悪いと、感染症のリスクが高まります。
さらに、喫煙習慣があると唾液の量が減ることも明らかになっています。唾液は口内の衛生環境を保つのに重要な役割を持っているため、唾液が少ないとインプラント周囲炎のリスクも高まります。
オールオン4を行うのであれば、完全に禁煙していただくことが理想です。完全に禁煙するのが難しくても、治療期間中と治療前後だけでも禁煙していただかなければ、インプラント手術を伴う治療は行えません。
⑥日常生活において介護を必要としている
患者様ご自身がご高齢で介護が必要となる場合、また老後の介護まで見据えた治療を望む場合には、オールオン4は必ずおすすめできるものではありません。
一般的には高齢の方は入れ歯を使用されることが多く、入れ歯は外して洗浄液に浸けたり洗ったりすることで清掃できます。対してオールオン4は歯科医院以外では取り外しができないため、隅々までしっかりと歯磨きをする必要があります。
患者様ご自身が元気な間は問題ありませんが、ご自身で歯磨きができなくなった際など、介護者の方が隅々まで歯磨きをするのは非常に難しくなります。その点で、入れ歯であれば外して清掃できるため、介護者の手間がかかりません。
⑦治療費用の捻出が困難である
オールオン4は自費治療なので、一般的な保険の入れ歯と比較して、治療費用が高額になります。2023年現在、オールオン4が保険診療の対象となることはないため、治療費用の捻出が難しい場合もあるかと思います。
オールオン4の費用相場は、片顎で150万円〜350万円ほど。上部構造の連結した人工歯の素材に何を使うかによって、大幅に費用が上下します。対して保険の入れ歯の場合は、総入れ歯が3割負担で15,000円前後と、費用に大きな差があります。
保険の入れ歯は嫌だけれど、オールオン4は費用負担が大きすぎて手が届かないという方には、インプラントオーバーデンチャーがおすすめです。
オールオン4ができないかどうかは、歯科での検査が確実です
ここまでオールオン4ができない方の特徴をご紹介してきました。
このページをご覧いただいて『私はオールオン4ができないんだ…』と感じた方も多いかと思います。ですがこれらはあくまでも目安です。患者様ご自身で、オールオン4ができる・できないを判断する必要はありません。
先述した通りですが、例えば糖尿病などの全身疾患を抱えている場合でも、かかりつけ医と連携を取ることで、インプラントの埋入手術を受けられる可能性もあります。患者様お一人ごとに、歯や顎の状態、健康状態は異なるので、上記の特徴だけを見て自己判断することはできません。
また歯科医院ごとに、使用する機材や医師の習得している治療技術も異なるため、医院によっても治療の可否は異なります。顎の骨が薄い方が、骨造成のできない歯科医院を受診すれば、オールオン4はできないと言われてしまうでしょう。実際に当院には、他院で治療を断られてしまった患者様が大勢おられます。
『オールオン4ができない人の特徴に当てはまっているから諦めよう…』と考える前に、大阪府大阪市天王寺の当院で検査を受けてみませんか?
当院では歯を失った方への治療として、オールオン4やインプラントオーバーデンチャーを取り扱っています。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。ぜひ一度当院の無料相談へお越しください。
埋入が2本で済むインプラントオーバーデンチャーも
オールオン4を検討されている方にぜひ知っていただきたい治療の選択肢が、インプラントオーバーデンチャーです。
インプラントオーバーデンチャーとは、自由に取り外しのできる上部構造(入れ歯)を、インプラントで固定することで、しっかりと入れ歯を安定させる治療法です。
通常の入れ歯の場合は、入れ歯を歯茎の粘膜だけで支えているので、しっかりと固定されずにズレてしまったり、硬いものがうまく食べれなかったりします。対してインプラントオーバーデンチャーは、顎の骨に埋め込んだインプラントを固定源とするので、硬いものでも食べられます。
実際に私の父にも、インプラント治療を行いました。
インプラントを4本埋入するオールオン4に対して、インプラントオーバーデンチャーは2本の埋入で入れ歯を支えます。埋入する本数が少ないため費用も安く、費用面の問題でオールオン4が難しい患者様からも喜んでいただいています。
またインプラントオーバーデンチャーは、上部構造の入れ歯を自由に取り外せるので、お手入れも簡単で将来介護が必要になった際も安心です。
まとめ:是非お気軽に当院の無料カウンセリングへ
このページでは、オールオン4ができない方の特徴を解説させていただきました。
オールオン4ができない方は以下の特徴に当てはまる場合が多いです。
- 残存歯がある
- 歯周病が進行している
- 顎の骨が極端に弱い・薄い
- 糖尿病などの全身疾患を抱えている
- 喫煙習慣がある
- 日常生活において介護を必要としている
- 治療費の捻出が困難である
ただしこれらに当てはまったからといって、絶対にオールオン4ができないわけではありません。患者様の状態や、歯科医の技術次第で、オールオン4は可能になります。
またオールオン4よりも費用負担が少なく、お手入れもしやすい治療法として、インプラントオーバーデンチャーもおすすめです。多くの歯を失ってしまった方や、ご高齢の方、将来を見据えた治療を選びたい方には、当院としてもおすすめしている治療法となります。
当院では老後を見据えたインプラント治療として、インプラントオーバーデンチャーを取り扱っています。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。ぜひ一度当院の無料相談へお越しください。