痛みのない歯周内科治療3DS(Dental Drug Delivery System)｜天王寺区（四天王寺前夕陽ヶ丘）の歯医者「ヤスデンタルクリニック」

歯周病症例

歯周内科治療ってご存知でしょうか？

2000年に国立感染症研究所が総力を上げて開発されてシステムです。

３DS（Dental Drug Delivery System）と言って、薬剤が入るスペースを持った特殊なマウスピース（ドラッグリテーナー）を使用し、口腔内の歯周病菌や虫歯菌を除菌できる治療法です。

歯周病も虫歯も細菌感染で起こります。その細菌を特殊な薬剤を用いて超短期的に除菌・治療を行います。

最近では、認知症と歯周病の関連が明らかになってきました。情報番組やニュースでも取り上げられています。（２０２０年１０月１５日、情報ライブミヤネ屋放送）（２０２０年１０月１３日、ANNニュース）

高齢者施設などで寝たきりの方のお口は、ほとんどと言っていいほど重度の歯周病をお持ちなのが実情です、、

今しっかり歯周病を治しておくことは、将来の健康寿命にも影響します。

初診時レントゲン検査、歯周病検査、細菌検査（PCR法）、位相差顕微鏡検査、カウンセリング、３DSマウスピース型取り、プロフェッショナルクリーニング

バイオフィルム染色、ブラッシング指導、ジェットポリッシャー、表層の歯石除去

深層の歯石除去（超短期的に歯周ポケット内に存在する歯周病菌を徹底除去します）、抗菌薬を内服し麻酔をして行いますので痛みはございません。

３DS（歯科医院用薬剤でのケア）開始

３DS（歯科医院用薬剤でのケア）最終回

治療後６０日後の再評価、細菌検査（PCR法）、位相差顕微鏡検査

このように一般的な治療では少なくとも２ヶ月以上はかかる治療を、最短３週間で治療を完了できます。

⭐️治療が早く終わるのが良い訳ではありませんが、歯周病治療に関しては、短期的に治療を終えることは、治療中に歯周病菌が別部位に引っ越しし、再感染することを防げるメリットもございます。

・歯周病、虫歯になりやすい方

・詰め物や被せ物などの治療痕が多い方

・生涯、ご自身の歯を保ちたい方

・矯正治療を始める方

・妊娠を考えられている方

・乳歯から永久歯への感染防止をさせたい方

患者さまは、侵襲性歯周炎という１００００人に１人と言われる急速に進行する重度の歯周病に罹られていました。

歯が揺れ動き、歯のすき間が開き、歯茎から膿が出ると４年ぶりに来院されました。

３０代のまだ若い患者様でしたが、この４年間で急速に歯周病が進行し、歯を支えてる骨の大部分を失った為、支えを失った歯はグラグラになり病的な位置移動を起こしていました。

短期的に口腔内の歯周病菌を除去する為に、３DSを行いました。

治療後では、毒性の高い歯周病菌の割合が減少していました。

黄色い矢印の先にある骨の量は、治療前は歯の根の先端に辛うじて少しあるだけでしたが、治療後には骨の量が改善しているのが分かります。

年代・性別	３０代女性
主訴	歯が揺れ動き、歯のすき間が開き、歯茎から膿が出る
治療内容	３DS除菌（歯周内科治療）
費用	３万
期間	１.５ヶ月
リスク・副作用	お薬にアレルギーをお持ちだと治療できない場合がございます。