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インプラントオーバーデンチャーのメリット・デメリットについて

インプラントオーバーデンチャーのメリット・デメリットについて

「入れ歯がガタガタして食事がしっかり噛めない…」
「歯を全部インプラントにするのは費用の面で難しいしどうしよう…」

 

このようなお悩みをお持ちでインプラントオーバーデンチャーを検討するに至った、という方は多いかと思います。

 

インプラントオーバーデンチャーは、全ての歯をインプラントにするより安価で、かつ普通の入れ歯と比べてしっかりと噛むことができるため、近年人気が高まっています。

 

そんなインプラントオーバーデンチャーですが、歯科医からは良い話しか聞けなかったという方や、デメリットなどについてもしっかりと知りたい、と感じている方も多いのではないでしょうか?

 

皆様によりしっかりとインプラントオーバーデンチャーについて知っていただくために、このページでは以下の内容についてご紹介します。

 

  • インプラントオーバーデンチャーの比較対象となる治療装置
  • インプラントオーバーデンチャーの5つのメリット
  • インプラントオーバーデンチャーの4つのデメリット

 

インプラントオーバーデンチャーは確かにメリットの多い治療ですが、デメリットも当然存在しています。また歯を失ってしまった場合の治療は、インプラントオーバーデンチャーだけではありません。デメリットや比較対象まで知っておくことで、よりご自身に合った治療法が選択できるでしょう。

 

当院ではインプラントオーバーデンチャーをご検討されておられる方に、無料相談・無料カウンセリングを実施しております。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。まずはぜひ、失った歯をインプラントオーバーデンチャーで取り戻した患者様の症例をご覧ください。

インプラントオーバーデンチャーとは?

インプラントオーバーデンチャーとは?

インプラントオーバーデンチャーとは、自由に取り外しのできる上部構造(入れ歯)を、インプラントで固定することで、しっかりと入れ歯を安定させる治療法です。単に「オーバーデンチャー」とだけ呼ぶこともあります。

 

通常の入れ歯の場合は、入れ歯を歯茎の粘膜だけで支えているので、しっかりと固定されずにズレてしまったり、硬いものがうまく食べれなかったりします。対してインプラントオーバーデンチャーは、顎の骨に埋め込んだインプラントを固定源とします。そのため入れ歯が安定しやすく、固い食べ物などもまるで天然の歯のように噛むことができます。

 

しっかりと噛めるようにするためには「全ての歯をインプラントにする必要がある」というイメージをお持ちの方は多いかもしれません。ですがインプラントオーバーデンチャーなら、数本のインプラントを埋め込むだけで、食事などで不自由することがなくなります。通常のインプラントより経済的で、かつ利便性の高い治療法として、近年注目が高まっています。

 

>>インプラントオーバーデンチャーについてもっと詳しく

 

実際に私の父にも、インプラント治療を行いました。

 

40年間入れ歯で苦労した父が噛める治療を行った際のエピソード

 

インプラントオーバーデンチャーの比較対象

インプラントオーバーデンチャーとよく比較される治療法は、以下の3つが挙げられるでしょう。

 

 

  • インプラント
  • オールオンフォー(all on 4)
  • 入れ歯

 

 

上記3つの治療と比較することで、インプラントオーバーデンチャーのメリットやデメリットが、よりわかりやすくなるかと思います。以下でそれぞれの治療について簡単に説明します。

インプラント

インプラント

インプラントは顎の骨に土台(人工歯根)を埋め込み、上部構造に人工歯を被せることで、歯を再現するような治療方法です。顎の骨に土台を埋め込むためしっかりと安定して噛める点が大きなメリットです。

 

通常、インプラントは土台1つに対して1本の人工歯を被せます。たくさんの歯を失った場合にインプラントで治療を行うと、埋め込む土台の数も増えるため、費用負担が大きくなります。そのため失った歯の本数が1本〜3,4本程度の場合にインプラントでの治療を行うことが多いです。

 

>>インプラントとインプラントオーバーデンチャーの違いをさらに詳しく

 

オールオンフォー(all on 4)

オールオンフォー(all on 4)

オールオンフォーは顎の骨に4本〜6本のインプラントの土台(人工歯根)を埋め込み、それを固定源に連結した人工歯を被せる治療法です。歯を全て失った方の場合、通常のインプラント治療では8本〜12本のインプラントを埋め込みますが、オールオンフォーであれば最小4本のインプラントを埋入するだけで治療が完了します。

 

ただしオールオンフォーでは取り外しのできない人工歯を固定するため、インプラントオーバーデンチャーのように上部構造を着脱することはできません。

 

>>インプラントオーバーデンチャーとオールオンフォーの違いをさらに詳しく

 

入れ歯

総入れ歯

歯を失った際の治療法として多くの人にとって馴染み深いのが入れ歯ですよね。実際にご両親や祖父祖母が入れ歯にされていた、という方も多いかと思います。

 

入れ歯は歯茎の粘膜を固定源とするため、安定性に欠けグラグラしてしまったり、しっかり噛めないというデメリットがあります。その代わりに保険適応の入れ歯もあるため、費用負担を抑えたい場合に最も有効な治療法でもあります。

 

>>インプラントオーバーデンチャーと入れ歯の違いをさらに詳しく

 

インプラントオーバーデンチャーの5つのメリット

ここからはいよいよ、インプラントオーバーデンチャーのメリット・デメリットについて解説します。まずはインプラントオーバーデンチャーのメリットから見ていきましょう。

 

インプラントオーバーデンチャーの主なメリットは、以下の5点です。

 

  • 入れ歯をしっかり固定できるので噛みやすい
  • 上部構造(入れ歯)を取り外してケアできる
  • 人工歯根を埋め込む本数が少なく済む
  • 上部構造(入れ歯)がズレないので発音がはっきりする
  • 今の入れ歯をそのまま使えて修理も簡単

 

以下でそれぞれより具体的に解説します。他の治療法と比べてどのように優れているのか、それによって患者様が受けられる恩恵はどういったものになるのか、といった内容になるので、是非ご自身がインプラントオーバーデンチャーで治療することを想像しながらご覧ください。

 

またページの後半では、インプラントオーバーデンチャーのデメリットについても解説します。メリットだけでなく、デメリットにもしっかりと目を通してくださいね。

メリット①:入れ歯をしっかり固定できるので噛みやすい

メリット①:入れ歯をしっかり固定できるので噛みやすい

インプラントオーバーデンチャーの大きなメリットに、上部構造の入れ歯がしっかりと固定できるので、ズレにくく噛みやすい点が挙げられます。

 

通常の入れ歯は歯茎の粘膜部分に吸着させることで固定します。この方法だと固定が弱く、食事やおしゃべりの際にズレたり外れてしまうことがあります。

 

インプラントオーバーデンチャーは固定源としてインプラントを使用することで、しっかりと入れ歯が安定し、たとえ固いステーキなどでもしっかりと噛み切ることができるようになります。

 

メリット②:上部構造(入れ歯)を取り外してケアできる

インプラントオーバーデンチャーのように、しっかりと上部構造を固定して食事がしやすい治療法として、先述した通り「オールオンフォー」「インプラント」が挙げられます。

 

これらの治療法は、どちらも上部構造と固定源の取り外しができないようになっています。それに対してインプラントオーバーデンチャーは、上部構造の入れ歯だけを取り外すことができます。

 

入れ歯を外してしっかりとケアすることにより、汚れが溜まりにくく、「インプラント周囲炎」などの病気のリスクも下げることができます。

 

メリット③:人工歯根を埋め込む本数が少なく済む

インプラントオーバーデンチャーのメリットの一つに、人工歯根を埋め込む本数が少なく済む点が挙げられます。それぞれの治療で埋め込む人工歯根の本数は、概ね以下の通りとなります。

 

  • インプラント:8本〜12本
  • オールオンフォー:4本〜6本
  • インプラントオーバーデンチャー:2本〜4本

 

埋め込む本数が少なくなるということは、費用面でのメリットが非常に大きいです。

 

実はインプラントオーバーデンチャーを検討される患者様の多くが、最初はインプラントやオールオンフォーを検討されるそうです。ですがインプラントやオールオンフォーは人工歯根を埋め込む本数が多く、治療費用が高額になります。

 

その点、人工歯根を埋め込む本数が少ないインプラントオーバーデンチャーは費用負担も少なくなるため、多くの患者様にお喜びいただいております。

 

メリット④:上部構造(入れ歯)がズレないので発音がはっきりする

メリット④:上部構造(入れ歯)がズレないので発音がはっきりする

インプラントオーバーデンチャーは上部構造の入れ歯がズレにくいので、発音がはっきりとします。

 

普段おしゃべりをする際に意識することはほとんどないと思いますが、実は発音にはお口の中のスペースが大変重要な役割をもっています。お口の中のスペースの形状が少し変わるだけで、発音には影響が出ます。

 

そのため入れ歯を入れてからしばらくは、発音が不明瞭になることがあります。ただし入れ歯を入れた状態のお口の状態に慣れることで、はっきりとした発音ができるようになります。

 

ですが入れ歯がズレてしまうと、せっかく慣れてきたお口の中のスペースが変化するため、発音が不明瞭になってしまいます。

 

インプラントオーバーデンチャーは、お口の中で上部構造の入れ歯がズレることがほとんどないため、一度慣れれば発音に影響が出ることがほとんどありません。

 

メリット⑤:今の入れ歯をそのまま使えて修理も簡単

すでに入れ歯の方がインプラントオーバーデンチャーでの治療を行う場合、使い慣れた入れ歯をそのままインプラントオーバーデンチャーでもご使用いただくことも可能です。(ただし入れ歯の材質や形状によっては、ご使用になれない場合もございます。)

 

新たに上部構造の入れ歯を作成する必要がなく、簡単な作り替えの作業だけで引き続き現在の入れ歯を使っていただけるので、経済的です。

 

また上部構造に問題が起きた際は、オールオンフォーなどの治療法では上部構造の取り外しができないため、修理が難しくなります。それに対して、インプラントオーバーデンチャーは取り外しが可能なので、修理が簡単に行えます。

 

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インプラントオーバーデンチャーの4つのデメリット

インプラントオーバーデンチャーのメリットに続いて、デメリットについても解説します。メリットの非常に大きな治療であることは確かですが、もちろんデメリットが全くないわけではありません。

 

インプラントオーバーデンチャーをご検討中の方は、必ず以下の4つのデメリットについても知っておくべきでしょう。

 

  • 外科手術が必ず必要になる
  • 入れ歯単体と比べると治療期間が長い
  • 健康保険が適用されない
  • 骨が足りないと治療できない場合がある

 

デメリットについても知っておくことで、より現実的に治療を受けることが検討できるようになるはずです。患者様にとって最良の選択肢を、少しでも早く選んでいただけるように、インプラントオーバーデンチャーのデメリットまで包み隠さず解説いたします。

 

当院では、インプラントオーバーデンチャーをご検討されておられる方に、無料相談・無料カウンセリングを実施しております。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。ぜひ一度当院の無料相談へお越しください。

 

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デメリット①:外科手術が必ず必要になる

デメリット①:外科手術が必ず必要になる

  • インプラントオーバーデンチャー
  • オールオンフォー
  • インプラント

 

これらの治療法は全て、顎の骨に人工歯根(インプラントの土台となる装置)を埋め込むことで、上部構造を固定します。そのため必ず外科手術を伴います。

 

体への負担が大きいわけではないのですが、歯茎をメスで切開したり、顎の骨に穴を開けたりします。こういった手術への不安感や抵抗感が強い方にとっては、デメリットとなり得るでしょう。

 

デメリット②:入れ歯単体と比べると治療期間が長い

インプラントオーバーデンチャーをはじめとする人工歯根を用いる治療は、入れ歯単体での治療と比較すると、治療期間が長くなってしまいます。

 

入れ歯単体の治療であれば、治療期間のほとんどは入れ歯の作成期間です。入れ歯を作成し、かみ合わせの調整などが完了すれば、治療も完了します。

 

対して人工歯根を用いる治療方法では、人工歯根を顎の骨に埋入し、それが定着するまでの治癒期間が必要になります。

 

デメリット③:健康保険が適用されない

デメリット③:国民健康保険が適用されない

インプラントオーバーデンチャーのデメリットとして、健康保険が適用されない点が挙げられます。そのため基本的には自由診療での治療となり、治療費が高額になります。

 

インプラントオーバーデンチャーに限らず、人工歯根を利用する以下の治療法は、原則として健康保険が適用されません。

 

  • インプラント
  • インプラントオーバーデンチャー
  • オールオンフォー

 

当ページでご紹介している治療の中で、健康保険の対象となるのは、人工歯根を固定源に利用しない「入れ歯」だけです。ただし保険診療で作成する入れ歯は強度が低かったり、審美性に問題があったりもするため、費用だけで選ばないよう注意が必要です。

 

デメリット④:骨が足りないと治療できない場合がある

インプラントオーバーデンチャーをはじめとする人工歯根を用いた治療は、骨が足りないと受けられない場合があります。

 

人工歯根は顎の骨に埋め込んで骨と一体化させることで、上部構造に強い力が加わっても

しっかりと安定します。骨の量が少なかったり脆くなっていると、人工歯根が定着しなかったり、強い力が加わった際にグラグラする、抜け落ちてしまうといった事態に陥ります。

 

そのため多くの医院では、顎の骨が足りない患者様には、人工歯根を用いる治療を断っています。(インプラントオーバーデンチャー、インプラント、オールオンフォー)

 

ただし当院では、『骨造成』と呼ばれる『顎の骨を再生させる治療法』を行えるため、顎の骨が足りない方でも人工歯根の埋入が可能です。

 

他院で骨を理由に治療を断られてしまったという方は、是非当院にご相談ください。無料相談・無料カウンセリングも実施しております。

 

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まとめ:インプラントオーバーデンチャーはメリットが非常に大きい治療法です

まとめ:インプラントオーバーデンチャーはメリットが非常に大きい治療法です

このページでは、インプラントオーバーデンチャーのメリット・デメリットを解説させていただきました。

 

インプラントオーバーデンチャーの比較対象となる治療法としては、以下の3つが挙げられます。

 

  • インプラント
  • オールオンフォー(all on 4)
  • 入れ歯

 

これらの治療法と比較して、インプラントオーバーデンチャーは以下のようなメリットがありましたね。

 

  • 入れ歯をしっかり固定できるので噛みやすい
  • 上部構造(入れ歯)を取り外してケアできる
  • 人工歯根を埋め込む本数が少なく済む
  • 上部構造(入れ歯)がズレないので発音がはっきりする
  • 今の入れ歯をそのまま使えて修理も簡単

 

このようにインプラントオーバーデンチャーはさまざまなメリットがある治療法です。ですが、以下のデメリットからも目を背けることはできません。

 

  • 外科手術が必ず必要になる
  • 入れ歯単体と比べると治療期間が長い
  • 健康保険が適用されない
  • 骨が足りないと治療できない場合がある

 

このようなデメリットがあることも理解した上で、メリットの方が大きいと判断した方は、是非一度インプラントオーバーデンチャーでの治療を検討してみてください。

 

特に他院で骨が足りないことを理由に断られてしまった、という方は是非当院の無料相談にいらしてください。当院では、『骨造成』と呼ばれる『顎の骨を再生させる治療法』を行えるため、顎の骨が足りない方でも人工歯根の埋入が可能です。

 

当院ではインプラントオーバーデンチャーをご検討されておられる方に、無料相談・無料カウンセリングを実施しております。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。ぜひ一度当院の無料相談へお越しください。

 

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FAQ -よくある質問-

インプラント オーバーデンチャー 名医 監修者情報

松井 泰隆 YASU DENTAL CLINIC 院長 『インプラントオーバーデンチャー外来』

 

東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、
その後インプラント治療や入れ歯治療を専門に行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。
インプラント オーバーデンチャーの治療実績も多数。

経歴
2003年 東京歯科大学入学
2009年 京都大学医学部付属病院・口腔外科学講座 インプラント専門外来
2010年 京都大学医学部付属病院関連病院
麻酔科・口腔外科
2012年 医療法人健志会
ミナミ歯科クリニック勤務
分院長など歴任
2021年 YASU DENTAL CLINIC 開院
所属学会等
  • ADPR インプラント軟組織コース インストラクター
  • 日本臨床歯科学会(大阪SJCD) 委員会所属
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 国際口腔インプラント学会(International Society of Oral Implantology)
  • ITI(International Team for Implantology)
  • 日本歯科審美学会
  • 日本顎咬合学会会員、認定医
  • インビザライン認定医
  • 大森塾1期生

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日付:   カテゴリ:コラム

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