『オールオン4に興味があるけれど、費用も高額だし絶対に後悔したくない!』
『ネットで調べているとオールオン4にして後悔しているというブログを見て不安…』
歯の大部分を失った方にぴったりの治療として、近年注目の高まるオールオン4。しかし『オールオン4は誰でもすぐに行うべき治療』というわけではありません。自費治療のため費用も高額で、かつ外科手術を伴います。健康な天然歯が残っている方は、その歯を抜く必要があるため、後で後悔しても取り返しがつきません。
そのため、当院ではさまざまな治療の中でも、オールオン4は特にしっかり検討してから行うべき治療だと位置付けています。
また、オールオン4で後悔しないためには、患者様ご自身にオールオン4の知識を付けていただく必要もあります。そこでこのページでは、以下の内容を解説します。
- オールオン4にしたことを後悔する実際の事例
- 後悔しないために注意すべきポイント
- オールオン4以外の選択肢
オールオン4で後悔してしまった実際の事例や、後悔しないための注意点を知った上で、治療を選択することが重要です。またオールオン4で多くの方が後悔するポイントをカバーできる、代替案となる治療法もご紹介します。
当院では多くの歯を失った方への治療として、オールオン4やインプラントオーバーデンチャーを取り扱っています。来院される患者様にはメリットだけでなくデメリットもしっかりとご説明し、その上で患者様が後悔することのない歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。まずはぜひ当院の症例集をご覧ください。多くの歯を失った方が審美性・機能性ともに回復する様子を見ていただけます。
オールオン4を後悔する5つの瞬間
オールオン4は、顎の骨に4本〜6本のインプラントの土台(人工歯根)を埋め込み、それを固定源に連結した人工歯を被せる治療法です。歯を全て失った方の場合、通常のインプラント治療では8本〜12本のインプラントを埋め込みますが、オールオンフォーであれば最小4本のインプラントを埋入するだけで治療が完了します。
全てインプラントにするよりも費用負担は低く、噛みごたえを感じられ、審美性も高いと、メリットが非常に多い治療です。そのためオールオン4は、幅広い年齢層の患者様から人気になっています。
しかし、中にはオールオン4で治療をしたことを後悔している、という方もおられるようです。そこでここでは、他院でオールオン4の治療を行って後悔している、という患者様のお声を紹介します。
- インプラント埋入位置・角度が不適当でうまく噛めない時
- メンテナンスが想定以上に大変だと感じた時
- インプラント周囲炎を引き起こしてしまった時
- 人工歯の色や形の仕上がりが不自然だった時
- 人工歯が破損して追加費用がかかった時
このような要因で、オールオン4にしたことを後悔している、というお声があるようです。以下でより詳しく解説するので、オールオン4を検討している方は必ずご覧ください。
後悔①:インプラント埋入位置・角度が不適当でうまく噛めない時
せっかくオールオン4にしたのに、しっかりと噛めないことが原因で、後悔されている患者様がおられるようです。このような事例のほとんどは、オールオン4のためのインプラント埋入手術の際に、治療計画通りの位置・角度で埋入できなかったことが原因でしょう。
適切な位置や角度にインプラントを埋入しなければ、上部構造への力のかかり方が悪くなり、噛み合わせのバランスがおかしくなってしまいます。
このような事態は、オールオン4の経験が豊富な信頼できる歯科医師の下で手術をすることで、防ぐことができるでしょう。
>>オールオン4における5つの失敗例と失敗を避けるための注意点
後悔②:メンテナンスが想定以上に大変だと感じた時
『インプラントや人工歯は虫歯にならないからお手入れが楽なはず!』
このような誤解をされている方が、非常に多いように思います。確かに、インプラントの人工歯根や人工歯は、虫歯にはなりません。その代わりに、インプラント周囲炎という、インプラント特有の歯周病のような疾患が存在しています。
インプラント周囲炎になると、インプラントと骨の結合が弱まり、最悪の場合インプラントが脱落してしまいます。インプラントは人工物のため、免疫機能がなく、むしろ天然歯以上にお手入れをしっかりと行う必要があるのです。
またオールオン4は入れ歯のように着脱することはできないため、高齢の方や要介護の方など、歯のブラッシングがうまくできない方は特に、口腔内の衛生環境を保つのが難しくなります。
後悔③:インプラント周囲炎を引き起こしてしまった時
メンテナンス不足で実際にインプラント周囲炎を引き起こしてしまい、オールオン4にしたことを後悔されている方も多いようです。
インプラント周囲炎を防ぐためには、毎日のブラッシングをしっかりと行い、インプラント周囲に歯垢がたまらないように気をつけること。また、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受けることが重要になります。
後悔④:人工歯の色や形の仕上がりが不自然だった時
オールオン4のメリットとして、片顎全ての歯を一度に作るので、患者様の希望通りの色、形の歯列を作りやすい点が挙げられます。対して、インプラントを1本だけ入れる際などは、周囲の歯と色や形を合わせるのが非常に難しかったりします。
ですが患者様の希望通りの色・形の歯列が、本当に審美的なのかというと、そうでもないのです。歯の色や形というのは、想像以上に少しの違いが違和感に繋がります。
あまり深く考えずに白い歯にしようと思い、白すぎる人工歯をオーダーしてしまった結果、実際に歯を入れてみると違和感の強い仕上がりになってしまい後悔した、という方は非常に多いように思います。
後悔⑤:人工歯が破損して追加費用がかかった時
オールオン4の人工歯は、基本的には噛み合わせの強い力がかかっても、破損することがないような頑丈な素材で作られます。しかしそれでも、場合によっては破損してしまうことはあり得ます。
破損してしまった際に、人工歯の修理のための追加費用がかかって後悔した、という方も多いようです。
オールオン4を後悔しないための5つのポイント
ここまで、オールオン4で後悔してしまう原因を5つご紹介しました。ではどうすれば、オールオン4で治療した後に、後悔せずに済むのでしょうか。
ここからはオールオン4を後悔しないためのポイントを5つご紹介します。
- 信頼のおける歯科医を選ぶ
- 設備が整った歯科医院を選ぶ
- 自宅でのケア、歯科でのメンテナンスを怠らない
- 違和感を放置しない
- 相場以下の格安オールオン4治療を受けない
上記のポイントをしっかりと理解して実行することで、オールオン4で後悔するリスクを下げることができるはずです。オールオン4での治療を検討されている方は、必ず最後までご覧ください。
ポイント①:信頼のおける歯科医を選ぶ
オールオン4で治療を行う際に、最も重要といっても過言ではないのが、信頼できる歯科医選びです。
オールオン4は4本のインプラントで、12本の人工歯にかかる力を支える、非常に難しい治療です。そのため歯科医には、非常に高い技術や経験、知識が求められます。オールオン4に精通した歯科医の下で治療を受ければ、満足のいく仕上がりになるはずです。
また技術だけでなく、歯科医との相性も重要です。治療前のカウンセリングで会話をして、ご自身の疑問や不安な気持ちにしっかりと寄り添ってくれる歯科医なのかどうか、確認しておきましょう。
当院ではオールオン4やインプラントオーバーデンチャーをご検討されておられる方に、無料相談・無料カウンセリングを実施しております。来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。ぜひ一度当院の無料相談へお越しください。
ポイント②:設備が整った歯科医院を選ぶ
オールオン4で後悔しないためには、歯科医も重要ですが、歯科医院の設備も重要です。
特に以下の3つの設備の有無は、確認しておきましょう。
- 歯科用CT
- サージカルガイド
- 個室手術室
これらの設備がある歯科医院を選ぶだけでも、インプラント埋入手術の成功率を高めることができます。
ポイント③:自宅でのケア・歯科でのメンテナンスを怠らない
オールオン4の術後は、ご自宅でのケアと歯科医院でのメンテナンス、どちらも怠らずに行うことが重要です。自宅で日々のケアを丁寧に行い、定期的に歯科医院でのメンテナンスを行うことで、インプラント周囲炎のリスクを下げることができます。
ご自宅でのケアについては、オールオン4の術後に、歯科医院でしっかりと指導してもらえるかと思います。歯科医院での指導に従い、日々のケアを怠らないようにしていきましょう。
ポイント④:違和感を放置しない
どれだけ丁寧に自宅でのケアを行っていても、インプラント周囲炎になってしまう可能性は0にはなりません。インプラント周囲炎は進行が早いため、早期に治療を行う必要があります。
インプラント周囲炎が発症すると、歯茎の腫れや痛み、出血が自覚症状として現れます。このような小さな違和感を放置せずに、歯科医師に相談すれば、インプラント周囲炎の早期発見、早期治療に繋がるでしょう。
またインプラント周囲炎以外でも、噛み合わせの違和感なども歯科医師に相談することで、不自然な力がかかって人工歯が破損することを防ぐことに繋がります。
ポイント⑤:相場以下の格安オールオン4治療を受けない
オールオン4は自費治療のため、歯科医院によって治療費用が異なります。治療費用の相場にはかなり幅がありますが、片顎で150万円〜350万円ほどが相場となります。
探せば150万円を大幅に下まわる治療費用でオールオン4の治療ができる歯科医院もあるかと思いますが、当院としてはお勧めしかねます。というのも、オールオン4の費用には、使用するインプラントや人工歯の素材の費用が含まれるからです。150万円を大幅に下回る金額で提供できるということは、素材の原価が非常に安価である可能性が高いです。
素材の原価が安くなると、やはり耐久性や審美性、機能性に問題のある素材を使用している可能性が高くなります。せっかくのオールオン4が、すぐに破損してしまったり、見た目に違和感が大きいと、やはり後悔することになるでしょう。
もちろんなるべく安く治療したいという気持ちはわかりますが、安すぎる治療には十分にご注意ください。
インプラントオーバーデンチャーなら安価でも良質です
格安のオールオン4の話題が出ましたが、費用を抑えたいのであれば、格安のオールオン4よりもインプラントオーバーデンチャーがおすすめです。
インプラントオーバーデンチャーは、入れ歯をインプラントで固定することで、しっかりと入れ歯を安定させる治療法です。
インプラントを固定源にするため、通常の入れ歯のように、食事や会話の際にズレてしまったり違和感を感じることがありません。ステーキを噛み切ったり、りんごを丸かじりしたりと、これまでの入れ歯では考えられないようなことも可能です。
オールオン4が4本のインプラントで固定するのに対し、インプラントオーバーデンチャーは2本のインプラントで固定するのが一般的です。インプラントの埋入本数が少ない分、費用を抑えることが可能です。
また今すでに入れ歯を使用されている方は、その入れ歯をそのまま使用できる場合もあるため、上部構造の入れ歯の費用がかからない可能性があります。
格安のオールオン4を選ぶくらいであれば、インプラントオーバーデンチャーに目を向けてみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ:オールオン4の特性を理解して後悔のない選択を
このページでは、オールオン4で後悔しないために、オールオン4で後悔する原因やそれを防ぐためのポイントを解説しました。
オールオン4で後悔しないためには、以下の5つのポイントが重要です。
- 信頼のおける歯科医を選ぶ
- 設備が整った歯科医院を選ぶ
- 自宅でのケア、歯科でのメンテナンスを怠らない
- 違和感を放置しない
- 相場以下の格安オールオン4治療を受けない
これらのポイントをおさえておけば、オールオン4にしなければよかった、と後悔する可能性はかなり減らせるはずです。またどうしても費用を抑えたい場合には、格安オールオン4治療を選ばずに、インプラントオーバーデンチャーを検討するのも良いでしょう。
インプラントオーバーデンチャーでもオールオン4でも、当院では来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。歯を失ってお困りの方は、ぜひ一度当院の無料相談へお越しください。