【ガミースマイル】歯冠長延長術のメリットやデメリット、ダウンタイムについて

【ガミースマイル】歯冠長延長術のメリットやデメリット、ダウンタイムについて

【ガミースマイル】歯冠長延長術のメリットやデメリット、ダウンタイムについて

「笑うと歯茎が見えるガミースマイルを改善したい」
「ガミースマイルの治療を検討しているけど、どの治療法が自分に合うのかわからない」

このような疑問をお持ちではありませんか?ガミースマイルは笑った際に歯茎が見える状態を指しますが、その原因はさまざまでそれによって有効な治療法も異なります。

ガミースマイルの治療としては、「上唇粘膜切除術」や「歯列矯正」「セラミック矯正」「ボトックス注射」などさまざまな方法がありますが、今回は歯冠長延長術について解説します。歯冠長延長術は以下のような方におすすめの治療法です。

  • ・歯が短い
  • ・歯茎が歯を過剰に覆い被さっている(歯茎の量が多い)

そもそもガミースマイルとは?といった基本的な疑問から解決したい方は、まずはこちらのページをご覧ください。
>>ガミースマイルとは?

当記事では、年間290症例以上のガミースマイル治療を行う当院が、以下の内容について解説します。

  • ・歯冠長延長術のメリット
  • ・歯冠長延長術のデメリット
  • ・歯冠長延長術以外の選択肢
  • ・歯冠長延長術のよくある質問
当記事を読めば、歯冠長延長術のメリットとデメリットやダウンタイムの有無、よくある心配事などが分かり、あなたの症状に歯冠長延長術が適応するかどうかを理解できます。当院ではガミースマイル治療を年間290症例以上行っており、日本トップクラスのガミースマイル治療症例数となっております。ガミースマイルでお悩みの方は、ぜひ当院のカウンセリングにお越しください。カウンセリングは無料です。

>>歯冠長延長術の治療の流れはこちら

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歯冠長延長術とは?歯茎の量が多い/歯が短い人に適応

歯冠長延長術とは?歯茎の量が多い/歯が短い人に適応

ガミースマイルといっても、その原因はさまざま。ガミースマイルになる原因は、主に以下の3つです。

  • ①歯の長さが短い/歯茎の量が多い
  • ②上唇が上がりすぎている
  • ③歯の位置が下すぎる/前に出過ぎている

歯冠長延長術はこの中で、①の歯の長さが短い人や歯茎の量が多い人に適応する治療法です。具体的には、歯冠長延長術では歯茎を一部切除することで、歯茎を整え、歯を本来の長さに戻してガミースマイルを改善します。

またセラミック矯正と歯冠長延長術を併用することで、より綺麗な口元を得ることができます。それでは以下で、歯冠長延長術のメリットやデメリットを解説するので、引き続きご覧になってくださいね。

歯冠長延長術のメリット10選|ダウンタイムの少ない治療

歯冠長延長術のメリット10選|ダウンタイムの少ない治療

ここでは歯冠長延長術のメリットを10個紹介します。歯冠長延長術のメリットは以下となります。

  • ・メリット①:痛み・腫れがほとんどない
  • ・メリット②:短期間で確実にガミースマイルを改善できる
  • ・メリット③:傷跡が残らず手術を受けたとわからない
  • ・メリット④:手術後も後戻りしない
  • ・メリット⑤:手術時間が短く負担が少ない
  • ・メリット⑥:歯茎の形を変えることができる
  • ・メリット⑦:歯の長さをミリ単位で調整できる
  • ・メリット⑧:骨隆起を除去できる
  • ・メリット⑨:差し歯の場合は差し歯が抜けにくくなる
  • ・メリット⑩:重度の虫歯で、抜歯になる歯でも残せる場合がある

以下でそれぞれのメリットについて、より詳細に解説します。歯冠長延長術のメリットは十分に知っているので、デメリットが知りたいという方は、こちらは読み飛ばしていただいても問題ありません。

メリット①:痛み・腫れがほとんどない

歯冠長延長術は痛みや腫れがほとんどない術式として知られています。手術当日は予防的に痛み止めが必要ですが、手術の翌日から痛み止めが必要なくなる方が多く、痛みが出ることはほとんどありません。

外科的な手術に恐怖感のある方にとてもおすすめしやすい術式です。

メリット②:短期間で確実にガミースマイルを改善できる

歯冠長延長術は歯が短くなっている原因である歯茎の量を、一度の手術で確実に改善することができる治療法です。当院は年間290症例以上のガミースマイル治療を行っており、やり直しとなることもほとんどありません。一度の手術でしっかりとガミースマイルの改善を感じていただける、満足度の高い治療です。

メリット③:傷跡が残らず手術を受けたとわからない

歯冠長延長術は傷跡がほとんど残らず、手術を受けたことが周囲からわかることはまずありません。手術による切開線は歯と歯茎の境目にあるため、治癒後には傷跡が全くと言って良いほど残りません。そのため歯科医であっても、歯冠長延長術を受けたかどうかは分かりません。

メリット④:手術後も後戻りしない

歯冠長延長術を歯肉切除や歯肉整形と勘違いされている方が、多くいらっしゃいます。歯肉切除や歯肉整形では後戻りすることがありますが、歯冠長延長術は同時に骨の形も整えるため、後戻りがありません。

そのため1回の治療で理想の形を作ることができます。

メリット⑤:手術時間が短く負担が少ない

歯冠長延長術は手術時間が短く、患者様の負担が少ない手術です。特に当院の院長は年間290件以上のガミースマイル治療を手がけており、原則60分以内の短時間で正確な処置が行えます。

メリット⑥:歯茎の形を変えることができる

歯冠長延長術では単に歯茎の量を減らすだけではなく、歯茎の形を審美的に理想の状態に整えることも可能です。基本的には歯の形は四角より卵型の丸い形が審美的であるとされており、当院では歯冠長延長術の際には歯茎の量を減らすだけでなく、美しい歯の形に整えることも同時に行っております。

メリット⑦:歯の長さをミリ単位で調整できる

当院では歯冠長延長術の際に、歯の長さをミリ単位でオーダーしていただくことが可能です。歯並びが悪く、左右で歯の高さが違う場合など、ミリ単位の調整を施すことで左右のバランスを整え歯並びをよく見せることができます。

メリット⑧:骨隆起を除去できる

歯冠長延長術を行う箇所に骨隆起(骨の膨らみ)がある場合は、同時に骨隆起を除去することができます。

メリット⑨:差し歯の場合は差し歯が抜けにくくなる

歯冠長延長術はもともと、差し歯の方に対して差し歯が外れにくくするために考案された治療法です。差し歯が覆う範囲の歯の長さを伸ばすことで、差し歯が外れにくくなります。

メリット⑩:重度の虫歯で、抜歯になる歯でも残せる場合がある

歯冠長延長術を行うことで、重度の虫歯でも残せる場合があります。具体的には、歯茎の中まで深く進行した重度の虫歯は、通常、抜歯をしなければなりませんが、歯冠長延長術で歯茎の位置を下に下げることで歯を残すことができる場合があります。ガミースマイル治療だけでなく、抜歯になるような歯でも残すことができ、歯を長持ちさせることもできます。

歯冠長延長術のデメリット3選|歯が大きくなるのが気になる方はNG

歯冠長延長術のデメリット3選|歯が大きくなるのが気になる方はNG

ガミースマイル治療を検討している方、さまざまな術式を比較して現在歯冠長延長術を希望している方にとって、最も気になるのは歯冠長延長術のメリットよりもデメリットかと思います。

ここでは歯冠長延長術のデメリットを、年間290症例以上のガミースマイル治療を行う当院が、包み隠さず解説します。

歯冠長延長術の主なデメリットは以下の3つです。

    • ・デメリット①:まれに痛みや腫れが出ることがある
    • ・デメリット②:術後1週間ほど術部の歯磨きができない
    • ・デメリット③:歯を大きくしたくない方には不向き

以下でそれぞれのデメリットについて、より詳細に解説します。メリットの非常に多い歯冠長延長術ですが、もちろんデメリットも存在しています。事前にしっかりとデメリットまで把握し、治療を受けるかどうか検討していただければ幸いです。

デメリット①:まれに痛みや腫れが出ることがある

歯冠長延長術は痛みや腫れが少なく、ほとんどの人が手術翌日には痛み止めも必要なくなる治療ですが、稀に痛みや腫れが数日続くことがあります。基本的には痛み止めを飲むことで緩和しますが、患者様の体質や口内環境によっては、3日程度痛みや腫れがでる可能性も念頭に置いていただいた方が良いでしょう。

デメリット②:術後1週間ほど術部の歯磨きができない

抜糸をするまでの1週間程度は、術部の歯磨きができません。歯冠長延長術は上の歯茎に対して行うので、下の歯は問題なく歯磨きしていただいても大丈夫です。まれに歯磨きができないのが気持ち悪く、強引に歯を磨いてしまう方がいますが、術部が治癒する前に歯磨きをすると、治りが悪くなり綺麗に治りません。

1週間歯を磨かなくても急に歯周病や虫歯になることはないので、気持ち悪いのを我慢して歯磨きは控えていただけると幸いです。

デメリット③:歯を大きくしたくない方には不向き

歯冠長延長術は歯茎の量を減らして歯の見えている箇所を大きくする術式です。そのため必然的に、術前より術後の方が歯は大きくなります。

ただし歯を大きくすると言っても、もともと歯茎が長く本来より小さな歯を、本来の大きさに戻すだけなので、平均的な歯の大きさよりも大きくなるわけではありません。

また歯の大きさは、一般的に小さい方が審美的には不利だとされており、本来の大きさに戻すことでより自然な口元になると考えられています。それでも今の歯の大きさが気に入っている、歯が大きくなるのはいやだ、という方には歯冠長延長術はおすすめできません。

歯冠長延長術以外のガミースマイル治療は?上唇粘膜切除術も選択肢になる

歯冠長延長術以外のガミースマイル治療は?上唇粘膜切除術も選択肢になる

ここまで歯冠長延長術のメリットやデメリットを解説しました。歯冠長延長術はメリットが多くデメリットの少ない、素晴らしい術式だと考えています。しかし全ての方に適応のある術式ではありません。

特に歯の長さや歯茎に問題があるわけでなく、上唇の位置が問題でガミースマイルになっている方には、歯冠長延長術はあまり適応しません。そういった場合には、上唇粘膜切除術が適応となる場合が多いです。

>>【ガミースマイル】上唇粘膜切除術のメリットやデメリット、ダウンタイムについて

ガミースマイルの原因によって、適応となる治療法はさまざまです。当院は年間290症例以上のガミースマイル治療を行っており、患者様の状態に合わせた適切な術式をご提案しますので、ぜひお気軽にカウンセリングにお越しください。

よくある質問:歯冠長延長術の心配ごとを解決

よくある質問:歯冠長延長術の心配ごとを解決

ここでは、当院によく寄せられる、歯冠長延長術についてのご質問に回答します。

特に現在すでに歯冠長延長術での手術を希望されている方、歯冠長延長術に強い興味を持っている方は、必ず目を通していただきたいです。歯冠長延長術についての心配事をしっかりと解決し、安心して手術を受けられるようにしましょう。

またお知りになりたい内容が当ページに記載されていない場合は、お気軽にお問い合わせください。

①:術後にしみたり知覚過敏になる?

歯冠長延長術を受けて知覚過敏になってしまった、という話を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。実際に、過剰に歯冠長延長術を行うと、歯の根が露出してしまい知覚過敏の原因となります。

当院では歯冠長延長術を行う際に、本来歯茎の外に出るべき箇所だけを処置するので、歯の根が露出することはありません。そのため知覚過敏などの心配も必要ありません。

②:歯が抜けやすくなる?

過剰に骨の形を整えてしまうと、歯が抜けやすくなる可能性はあります。当院の治療は健康な状態に戻すだけですので、歯が抜けやすくなる心配はありません。

知覚過敏についての話と同様に、過剰な治療を行ってしまうと、このようなリスクが出てきます。歯冠長延長術を受ける際は、しっかりと経験のある医院で治療を受けることをお勧めします。

③:歯周病にかかりやすくなる?

歯冠長延長術を受けると歯周病にかかりやすくなるのでは?と心配される方も多いですが、そのような事はございません。

歯冠長延長術は歯茎を正常な位置に戻すための処置なので、歯周病になりやすくなることはありません。むしろ余分な歯茎を切除することで、歯磨きがしやすくなり、歯周病のリスクを軽減できます。

④:歯が大きくなりすぎない?

当院の歯冠長延長術は、歯を本来あるべき状態の長さに戻すだけなので、特に大きくなりすぎることはありません。また実際の治療を行う前に、術後の歯の大きさについてはしっかりとご説明します。

ご心配な方は、カウンセリングの際にお気軽にご質問ください。

⑤:歯肉切除や歯肉整形との違いは?

歯肉切除や歯肉整形との大きな違いは、術後の後戻りの有無です。

歯肉切除や歯肉整形は、骨の表面を覆っている歯茎を切除や整形するだけなので、治療後にすぐに後戻りしてしまいます。

当院で行っている歯冠長延長術は、歯茎の裏側の骨の形も正常に整えるため、後戻りがありません。

ガミースマイル治療を検討されている方は、治療前にどのような処置を行うのか、しっかりと確認することをお勧めします。

⑥:保険診療は適用できる?

歯冠長延長術は保険適用外の治療になります。ただし医療費控除の対象になる可能性があるので、上手に活用できればお得に治療を受けることができます。

>>歯冠長延長術の治療費用はこちら

⑦:来院回数は何回必要ですか?

当院では、通常のガミースマイル治療の回数は4回となっております。

1回目:無料カウンセリング
2回目:ガミースマイル手術
3回目:抜糸
4回目:1ヶ月後のアフターフォローとなっております。

遠方からお越し頂く患者様には、事前にお電話での無料カウンセリングも行っており、来院日当日にガミースマイル手術をお受けいただく事も可能となっており、1ヶ月後のチェックもお写真で行っております。

つきましては、遠方からお越し頂けます患者様は、

0回目:お電話での無料カウンセリング
1回目:ガミースマイル手術
2回目:抜糸

このように、2回の来院で治療を完了することが出来ます。

⑧:初診時の当日に施術していただくことは可能ですか?

可能です。当院では、遠方からお越し頂く患者様には、事前にお口やお顔のお写真を頂き、お電話で無料カウンセリングをさせて頂いており、初診時に施術できるようしております。遠方からお越し頂く患者様が多いため、極力来院回数を少なくできるように配慮しておりますが、確実な診断をご希望の患者様には、実際ご来院頂き検査を受けて頂くようお勧めしております。

⑨:吸収性の糸を使えば1日で治療が終わるのでしょうか?

その通りでございます。吸収性の糸は、抜糸の必要がなく、数週間〜1ヶ月程度で糸が溶けて無くなるため、抜糸にお越し頂く必要がございません。ただし、吸収性の糸にはデメリットもございます。ガミースマイル治療は、非常に精密度の高い治療ですが、吸収性の糸は操作性が悪く、精密性に欠けてしまう事がございます。そうする事で、治癒後の仕上がりに影響する可能性も考えられます。また完全に溶けて無くなるまである程度期間が必要なことから、歯茎に糸が付いてる期間が長く違和感が出やすい、汚れも付着しやすく、見た目が悪い期間も長くなる傾向にあります。

まとめ:歯冠長延長術はガミースマイル治療に有効です

まとめ:歯冠長延長術はガミースマイル治療に有効です

当ページでは歯冠長延長術のメリットやデメリット、よくある質問やその他の選択肢について解説しました。

結論としては、歯冠長延長術は「歯が短い/歯茎の量が多い」せいでガミースマイルになっており、歯を少し大きくすることに抵抗のない方にお勧めの治療法です。

歯冠長延長術を受けると歯が大きくなりますが、基本的には歯が小さいことの方が審美的には不利だとされており、自然な大きさに戻す歯冠長延長術はガミースマイルだけでなく歯の審美性も高めてくれます。

ただし過剰に歯冠長延長術を行ってしまうと、見た目を損なうリスクもあります。歯冠長延長術をはじめとしたガミースマイル治療を受ける際には、ガミースマイル治療にある程度の経験のある医院を選ぶことをおすすめ致します。

当院では歯冠長延長術を含むガミースマイル治療を年間290件以上手掛けています。ガミースマイルの改善を検討している方は、お気軽に当院の無料カウンセリングを活用してください。

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松井 泰隆  YASU DENTAL CLINIC 院長

東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。

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