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「歯茎が青黒く変色していて不健康そうな見た目が気になる…」「歯茎が青黒く変色しているけれど、健康被害は無いのかな?」このような悩みをお持ちではありませんか?歯茎が青黒く変色していると、見た目の美しさを損なうだけでなく、オーラルケアを適当にしている不潔な人だと思われる可能性も。
また見た目や印象を損なうだけでなく、歯茎が青紫に変色しているのを放置すると、健康を損なうのではないかと不安な方もいるでしょう。そこで当記事では、以下の内容について解説していきます。
当記事を読めば、正常な歯茎の状態と青黒く変色した歯茎の違いがわかるようになり、その原因も理解できるでしょう。また歯茎が青黒くなった際の適切な対処法も理解できます。今すぐに青黒く変色した歯茎を改善したいという方は、当院のカウンセリングをおすすめします。カウンセリングは無料なので、歯茎の状態が気になる方はぜひご相談ください。
歯茎が青黒く変色していると、見た目の印象はもちろん、健康の面で悪影響がないのか心配な方は多いでしょう。結論としては、青黒く変色した歯茎は病気のサインになっている場合があります。
後述しますが、様々な原因によって歯茎は青黒く変色します。歯茎の色が青黒く変わっていることが、大きな病気のサインになっている可能性もあるため、一概に大丈夫だとは言えません。
しかしその全てが、必ずしも健康に悪影響があるというわけではありません。歯茎の色が変わってしまっているだけで、見た目が気にならなければ特に問題がない、といった場合もあるのです。
当記事では歯茎の色が青黒く変わってしまう原因を解説しますが、素人目に「これが原因で変色しているんだな」と判断するのは危険です。当記事を参考にしつつ、一度歯科の検診を受けて、歯茎の色が青黒く変わった原因を医師に判断してもらうのが最も安全だというわけですね。
そもそもあなたは、自身の歯茎が正常な状態かどうか、把握できていますか?歯茎が健康な状態なのか、不健康な状態なのか、いつでもセルフチェックできるようにしておきましょう。
歯茎の健康をチェックするためには、以下の3点が重要なポイントになります。
歯茎がこれらのポイントを満たしていれば、基本的には健康な状態だと考えられます。歯茎の色はもちろん、歯茎の締まり具合などにも目を向けることで、口腔内のトラブルを防ぐことができますよ。
ここからは、上記3つのポイントをそれぞれ詳しく解説するので、是非ご覧ください。
健康な歯茎の色は、淡いピンク色です。歯肉の血行がよく、口内環境が清潔に保たれていれば、歯茎は淡いピンク色に見えるはず。これが青っぽく見えたり青紫、青黒く見える場合は、口腔内に何か問題が発生している可能性があります。
また歯茎が淡いピンク色を通り越して赤くなっていたり、赤黒くなっていても、口腔内の健康が損なわれている可能性があります。基本的には、歯茎の色が淡いピンク色以外になっていれば、何か問題があると考えて歯科を受診するのが良いでしょう。
歯茎の色が淡いピンク色以外に変色している、という方はこちらの記事も併せてご覧ください。様々な色に変色した歯茎について、その原因や対処法を解説しています。>>歯茎が変色する原因と適切な治療法|大阪市天王寺の歯科医院ヤスデンタルクリニック
歯茎がしっかりと引き締まっているかどうかも、歯茎の健康状態をチェックする上での重要な指標です。
健康で引き締まった歯茎は、腫れた箇所がなく、歯肉は綺麗な三角形をしています。歯ブラシをしても痛みや出血がないことも、歯茎が引き締まって健康なサインですね。
その反対に、歯肉の形が綺麗な三角形ではない場合や、腫れた箇所がある場合、歯ブラシの際に痛みがあったり出血がある場合は歯茎が不健康なサインです。特に指で触ってみてブヨブヨとしていたり柔らかな感触があると、歯肉炎を起こしている可能性を考えましょう。
歯茎が引き締まっていない状態が続き、歯肉炎などのトラブルが発生することで、歯茎が青く変色することもあります。
歯茎の周りに歯石や歯垢がついているのも、歯茎の健康状態が悪くなっている証拠です。
そもそも歯石とはどういったものがご存知ですか?食べかすなどの歯垢が、唾液に含まれるミネラルと結合して硬くなることで、歯石が作られます。一般的に、歯茎と歯の境目に歯垢が付着し、2日程度で歯垢が歯石へと変わります。
毎日のブラッシングやオーラルケアが疎かになっていたり、磨けていない箇所があると、歯垢が取りきれずに歯茎に歯石がたまります。歯石が溜まるとその周囲で細菌が増加し、歯肉炎などの炎症を起こす原因となるのです。
毎日のブラッシングを丁寧に行うこと、定期的に歯科で歯石を除去することで、健康な歯茎を維持することができるでしょう。
ここまでは、歯茎が青黒く変色したのを放っておいても大丈夫なのか、健康な歯茎とはどういった状態なのかを解説しました。
ここからはいよいよ、歯茎が青黒く変色してしまう原因について解説します。歯茎が青黒く変色する原因は様々ですが、主に以下の3つが原因となります。
もちろんこれだけが歯茎が青く変色する原因ではありませんが、ある程度は参考になるでしょう。細かな内容は以下で詳しく解説しますが、歯茎が青黒く変色した場合、歯肉ガンを発症している可能性も有ります。歯肉ガンは他の症状との見分けが非常に難しいので、歯茎が青黒く変色した場合は必ず歯科を受診しましょう。
当院では歯茎の変色が気になる患者様への、無料でのカウンセリングを実施しています。歯茎の状態が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。
歯茎が青黒く変色してしまう大きな原因として知られているのが、メラニン色素の沈着です。主に喫煙により、歯茎にメラニン色素が沈着して青黒く見えることがあります。そのほかにも、「紫外線」「口呼吸」などを原因として、歯茎にメラニン色素が沈着し青黒く変色します。ですが紫外線や口呼吸の影響はかなり小さく、やはり喫煙が原因の大部分になるでしょう。
対処法としては、禁煙することが望ましいですが、喫煙習慣がある方には禁煙はなかなか難しいものです。専門的な歯科治療を行うことで、歯茎の色を健康的なピンク色に改善することも可能なので、禁煙が難しい場合は歯科の受診を検討しましょう。
またタバコに含まれる一酸化炭素は、歯茎の血行不良の原因となり、歯茎が白く変色する場合もあります。歯茎が白く変色しているように感じる方は、こちらの記事も是非ご覧ください。>>歯茎が白い五つの原因!健康被害の有無から対処法まで徹底解説|大阪市天王寺の歯科医院ヤスデンタルクリニック
歯茎が青黒く変色した場合、その原因として歯周病や歯肉ガンも挙げられます。歯周病により歯茎に膿が溜まったり腫れることで、歯茎が青黒く変色して見えます。特に最初は赤く変色していた歯茎が、徐々に青黒く変色していった、という場合は歯周病を疑いましょう。
また歯周病が原因で歯茎が青黒く見えるパターンとして、歯の被せ物の中に汚れが溜まっている場合があります。形の合わない被せ物を使っていると、被せ物の内部に汚れがたまり、その汚れが歯周病菌の増殖を促すのです。それにより歯茎が青黒く見えるだけでなく、口腔内の環境が悪化し様々な問題が併発する場合も。
歯茎が青黒く見える場合に最も警戒したいのが、歯肉ガンです。歯肉ガンにかかると患部が黒っぽく腫れることがあり、歯茎が青黒く変色して見えることがあります。歯茎の変色が歯肉ガンによるものかは、医師でなければ判断が難しいため、歯茎が青黒く変色して見える場合は必ず歯科を受診しましょう。
歯の被せ物や差し歯に問題がある場合も、歯茎が青黒く見える場合があります。例えば虫歯治療などの際に使用した被せ物から金属イオンが溶け出し、歯茎を青黒く変色させてしまいます。
そもそも、保険適用の治療を行う際に使用される被せ物や詰め物、差し歯に使用されている金属は劣化が早く、酸化したり腐食することが多々あります。そうして溶け出した金属イオンの色素が少しずつ歯茎に溜まっていき、歯茎が青黒く変色します。
この場合は変色したからといって歯茎に悪影響があるわけではありませんが、被せ物や差し歯が劣化していることを疑いましょう。被せ物や差し歯が劣化すると、その部分に歯垢や歯石、細菌が溜まって歯周病を引き起こします。
こういった事態は、自由診療の歯科でしっかりとした被せ物や差し歯に交換することで、防ぐことが可能です。また変色してしまった歯茎は、特殊なレーザーや薬剤を使用することで、健康的な色にすることができます。
当院では差し歯や被せ物の交換から、レーザー、薬剤治療まで可能です。また当院のカウンセリングは無料なので、歯茎の青黒い変色でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。
子供の歯茎には青黒い(もしくは青紫)のできもののようなものができることがあります。見た目にも痛々しくて、心配している親御様も多いでしょう。
子供の歯茎に青黒いできもののような腫れがある場合は、萌出嚢胞(ほうしゅつのうほう)を疑いましょう。萌出嚢胞とは、歯が生える際に歯茎にできる水膨れに似た症状です。
乳歯が生える際には、袋に包まれて乳歯が形成され、袋を破って歯茎から乳歯が出てきます。しかしこの袋がうまく破けなかった場合、内部に液体が溜まって水膨れのようになる場合があるのです。
食事の際などに外側から刺激されることで、袋の内部で出血を起こし、血が溜まって青黒く見えることがあります。
幸いなことに、萌出嚢胞はほとんどの場合、歯が生えるとともに自然に治っていきます。しかし見た目がとても痛々しく、実際に痛みが出ることもあるので、そういった場合は歯科で切開するなどの処置も可能です。お子様の様子をみながら、痛みが激しいようなら歯科の受診を検討しても良いですね。
当記事では歯茎が青黒くなったり青紫に変色した際の、原因や対処法、健康被害の有無などを解説してきました。ですが歯茎は他の色に変色する場合もあります。
例えば先述したように、喫煙習慣がある方は一酸化炭素の影響で歯茎が血行不良を起こし、歯茎が白色に変色することがあります。ほかにも歯周病などが原因で歯茎が腫れを起こすと、赤く変色することも。
歯茎は様々な原因によって、赤く変色したり白く変色したりと、様相を変えることがあります。健康被害の有無も症状によって様々なので、できる限り原因を究明し、適切な処置をする必要があるでしょう。
歯茎の変色について、色ごとに分けて解説した記事も掲載しているので、歯茎に変色している箇所がある方は是非こちらもご覧ください。>>歯茎が変色する原因と適切な治療法|大阪市天王寺の歯科医院ヤスデンタルクリニック
当記事では歯茎が青く変色する原因やその対処法、具体的な治療方法について解説しました。歯茎が青く変色する主な原因は、以下の3つでしたね。
喫煙などの原因で歯茎にメラニン色素が沈着することで、歯茎が青黒く変色して見える場合があります。また差し歯が劣化すると、金属の色が歯茎に移ってしまったり、劣化した差し歯の内部で細菌が繁殖して歯茎が腫れることも。
何より歯周病などが原因で歯茎が青黒く腫れている場合は、早急な検診と治療が必要です。歯肉ガンを発症している可能性もあるため、歯茎が青黒く腫れているのに気付いた際には、検診だけでも行うように心がけてください。
当院では今回紹介したような事例に対し、様々な方法を駆使して歯茎を健康的なピンク色に治療しています。歯茎の変色が気になる方は、ぜひ気軽にご来院ください。当院のカウンセリングは無料なので、気軽にご活用いただければ幸いです。
松井 泰隆 YASU DENTAL CLINIC 院長
東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。