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- Q.
- 過去に神経の治療をした上の歯2本が駄目になって抜歯することになりそうです。
- 歯医者がインプラントを勧めてくるので考えましたが、インプラントにしたら隣接する歯も駄目になったときインプラントにしないといけないらしく、もう既に虫歯になって被せ物がしてあるので、いずれ絶対駄目になるんだろうなあ〜と思っています。
- その度に手術して身体に負担かけて、高額なお金を払うのは気が引けます。( 数本ならいいですけど… ) なので今はインプラントにはせず、ブリッジか部分入れ歯にしてほぼ全部の歯が駄目になるのを待って、インプラントオーバーデンチャー(インプラント併用の総入れ歯 )とか普通の総入れ歯にするほうがコスパがいいのでしょうか? 貴方ならどうしますか?
歯医者は強くインプラントを勧めてきます。 - 目先のお金儲けのことしか考えないんじゃないかと思ってしまいます…。 また、銀歯の詰め物になっているところはセラミックに変えたほうが歯の寿命が長く保てるとかありますか?
- 銀歯はフロスが引っかかってやりにくいです。
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- A.
- お悩み拝見致しました。確かに隣の歯が被せ物が入っているのであれば、後々抜歯になる可能性は少なからずあると思われます。
- 神経を取られている歯であれば、なおさらその確率は高くなります。1本の歯が抜歯になるまでにかかる治療の回数は5回と言われております。
被せ物が入っている時点で何回かは治療が行われていると推察されますので、今後の起こり得る可能性も考慮して治療を行うことが大切です。 - 何か問題が起こった部位だけを、その都度治療を行っていくのを対症療法と言います。そして何か問題が起こった部位の根本の原因を解決して治療を行うことを原因療法と言います。
- この対象療法だけを行なっていると、仰る通りその度に手術して身体に負担をかけて、治療費は嵩んできます。
- 原因療法を行うと、なぜその歯が失う事になったかの理由が分かり対策を取れるので、残っている他の歯を守ることに繋がります。
- この原因療法は、今後の起こる可能性があるトラブルを事前にご理解し予測して頂く事ができ、歯を失って行くのをただ待つ必要もなくなります。そしてもしどこかに問題が起これば、そこの歯だけの治療を行うだけで完了できますので、再度全体的な治療を行う必要もなくなります。今現在の残っている歯の状態にもよりますが、全体的なバランスを見なが治療方針をご相談されていはいかがでしょうか?
- 原因療法を行うには、今かかられている歯科医院様と長いお付き合いになりますので、双方の信頼関係が大変重要になります。患者様が信頼をおけて、『ここで治療したい!』と思える歯科医院は必ずあると思いますので色々探せれてご相談してみてください。
- また銀歯をセラミックに変える件ですが、銀歯であってもきちんと治療を行えばフロスが引っかかることは無くなると思います。
- ただ一般的には、銀歯は痛くなく噛めるようにすることに重きを置く治療になりますので、歯の寿命までは確かになかなか考えられていないのが実情です。
- セラミックにすることで、再治療が必要になる可能性は低くなりますので、歯の寿命を長く保つことに繋がると思われます。
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大阪のインプラントオーバーデンチャー専門【YASU DENTAL CLINIC】
日付: 2021年12月4日 カテゴリ:インプラントオーバーデンチャー関連 and tagged インプラントオーバーデンチャー, 神経治療