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インプラントを併用したテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で治療した症例

インプラントを併用したテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で治療した症例

長年海外生活をされており、世界中で治療をされてきたが、きちんと噛めない状態が長年続いていたようです。特に下顎の状態が悪く、先ずは下の歯を治療し、きちんと噛めるようになりたいと御来院されました。天然の歯を極力保存できる特殊な入れ歯、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)で治療していくことになりました。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)とは

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)とは、茶筒の原理を応用した入れ歯の維持安定に役立つ装置を使用した特殊な入れ歯のことを言います。金属製のお茶の筒は、上の蓋だけを持ち上げても下に落ちてこない構造になっています。これは中に空気が入らないようにし、湿気や酸化から茶葉を守る為の構造となっています。茶筒の蓋と本体の筒がピッタリ適合している為に、このように空気の侵入すら許さない安定した構造となっています。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は、茶筒の蓋(外冠)を入れ歯の内面に組み込み、茶筒の本体の筒(内冠)を歯に被せる構造になっています。

こうすることで茶筒の蓋(外冠)と茶筒の本体の筒(内冠)がピッタリと適合し、入れ歯が外れないようになります。

Körber Kにより考案された内冠と外冠の組み合わせによるテレスコープは、それぞれ約2~6°の軸面テーパー(傾斜角)となっており、かなり精密に作られている為、ごく一部の歯科医院でしか治療することができない特殊な入れ歯となっています。

症例詳細

今回は、特に状態の悪い下顎の治療を優先して行うことになりました。

治療前

下の歯は、強い歯軋りのため、かなりすり減ってしまっており、残っている歯に負担が過剰な状態でした。また今までブリッジ治療を繰り返し、画面左側の奥歯はブリッジ治療ができなくなり、長年放置している状態でした。また画面右側のブリッジは、中で歯が割れてしまっており、動揺が激しく今にも取れそうな状態でした。

治療後

ここで重要なのが、入れ歯の設計になります。前歯4本でテレスコープを使用し、入れ歯が外れないようにはできますが、この患者様は噛む力が強い為、奥歯で物を噛むと入れ歯が沈み込んでしまい、前歯に過剰な負担がかかってしまい、テレスコープが長持ちしません。

よって、奥歯に入れ歯が沈み込まないように沈み込み防止のインプラントを左右で2本用いることで、入れ歯が沈みこむ事がなくなり、よりしっかり噛めて、前歯の長持ちに貢献します。

またこのインプラントは将来的に、インプラントオーバーデンチャーにも変更できるように、入れ歯の金属フレームの設計を元々考えられた構造にしております。

将来的に前歯のテレスコープを支えている天然の歯が、万が一1本でもダメになってしまった際に、入れ歯の維持が悪くなる可能性も考慮して、奥歯のインプラントにロケーター(入れ歯をボタンで留めれるような装置)を設置できるようにしております。そうすることで、この入れ歯をまた一から作り変えしなければならない事態を避けられます。

当院では、このように長い将来も見越して、何かトラブルが起こった際も、最小限の再治療で対応できるよう治療計画を立てるようにしております。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)専用金属床総義歯

最終的に出来上がったテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の金属床総義歯です。当院では、このような特殊な入れ歯ばかりを扱う歯科技工士さんに作成を依頼しています。入れ歯を教える学校の先生もされている方なので、入れ歯とは分からない自然な仕上がりになり、また良く噛める入れ歯の作成が可能です。

また、当院で作成する入れ歯は、かなり外れにくいように作成するため、黄色い矢印のように、入れ歯に切れ込みをいれ、そこに爪を引っ掛けて外せるようにしています。この切れ込みを入れないと入れ歯が外れないくらい、しっかりとした入れ歯を作成しております。

この患者様も、入れ歯を外し慣れるまで5分くらいかかっていたようですが、今は10秒足らずで外せるようになったとの事でした。

義歯装着後

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は、通常の入れ歯に比べて、7倍近い力で噛むことが出来るので、通常のプラスチック製の入れ歯では、すぐに割れてしまいます。当院では、金属フレームで入れ歯を補強して、入れ歯が割れないように取り組みを行っております。

治療前後比較

下顎のテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の治療が完了しましたが、今まで噛めなかった食事が食べれるようになり、また趣味のコーラスも歌えるようになったのが何よりも嬉しいと仰っていました。また見た目もよくなった事から、今まで写真に映る際は、あまり笑う事ができなかったけども、よく笑うようになり、お孫さんとよく笑顔のお写真を撮られるようになったとのことでした。

 

年代・性別 60代男性
主訴 きちんと噛めるようになりたい、見た目もよくしたい
治療内容 インプラントを併用したテレスコープ義歯で治療を行いました。
費用 精密金属床義歯1装置50万(下顎),義歯用インプラント1本25万×2本,テレスコープ14万×4個
期間 1年
リスク・副作用 インプラントもご自身のブラッシングを行わないと歯周病になります。天然の歯同様ブラッシングを行い定期的なメンテナンスが重要です。この義歯はご自身で着脱でき、インプラント周囲の清掃が非常に簡単な為、メンテナンスしやすい工夫もされております。

総入れ歯でお困りの方は、是非一度ご相談下さい。

当院では初診時無料カウンセリングを行っております。

 

実際に私の父にも、インプラント治療を行いました。

40年間入れ歯で苦労した父が噛める治療を行った際のエピソード

 

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FAQ -よくある質問-

インプラント オーバーデンチャー 名医 監修者情報

松井 泰隆 YASU DENTAL CLINIC 院長 『インプラントオーバーデンチャー外来』

 

東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、
その後インプラント治療や入れ歯治療を専門に行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。
インプラント オーバーデンチャーの治療実績も多数。

経歴
2003年 東京歯科大学入学
2009年 京都大学医学部付属病院・口腔外科学講座 インプラント専門外来
2010年 京都大学医学部付属病院関連病院
麻酔科・口腔外科
2012年 医療法人健志会
ミナミ歯科クリニック勤務
分院長など歴任
2021年 YASU DENTAL CLINIC 開院
所属学会等
  • ADPR インプラント軟組織コース インストラクター
  • 日本臨床歯科学会(大阪SJCD) 委員会所属
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 国際口腔インプラント学会(International Society of Oral Implantology)
  • ITI(International Team for Implantology)
  • 日本歯科審美学会
  • 日本顎咬合学会会員、認定医
  • インビザライン認定医
  • 大森塾1期生

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日付:   カテゴリ:インプラントオーバーデンチャー症例

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インプラントオーバーデンチャー外来では、来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。
出会う歯科医院によって患者様の人生は大きく変わります。
人生最後の歯科治療を、是非インプラントオーバーデンチャー外来にお任せください。