インプラント部分アパットメントと入れ歯側部分のキャップで結合してる部分1箇 所が稀に外れます
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- Q.
- この前 上顎のインプラントオーバーデンチャーの手術が終わりました。
- 食事の時は主に右の奥歯で噛むのですが、強い力で噛むと一番左のインプラント部分アパットメントと入れ歯側部分のキャップで結合してる部分1箇 所が稀に外れます(凸凹)。左の部分のアパットメントの長さが短いんでしょうか?
アパットメントの長さの調整でなおるんですか?
- 術後こういう調整はよくあるんでしょうか?
また治療費請求されたりしませんか?
- 一応何年かの保証はあるらしいです。
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- A.
- ご質問ありがとうございます。
- インプラントオーバーデンチャーで噛むと入れ歯が動く原因はいくつか要因が考えられます。
- ①インプラントの配置と本数の不備
②入れ歯と歯茎の適合不良
③入れ歯の噛み合わせ④アバットメントを装着する際のエラーの4つが主に考えられます。
- ①インプラントの配置と本数が適切でなければ、入れ歯は安定せず結合部分が外れやすくなってしまいます。上顎であれば4本、下顎であれば2本が最小のインプラント本数とされております。
- ②入れ歯と歯茎の適合不良も結合部分が外れる原因になります。入れ歯と歯茎の間に隙間があれば入れ歯が揺れ動き安定しないことで外れやすくなります。
- ③入れ歯の噛み合わせが左右均等で不要な力が加わらないように調整されていなければ、入れ歯は安定せず、結合部が外れることにつながります。
- ④アバットメント(アタッチメント)を装着する際は、最終はお口の中で直接行います。この際に誤差が生じるとアタッチメント同士が正しく結合しないため、外れやすいトラブルに繋がります。
- 前置きが長くなりましたが、アバットメントの長さはアタッチメントの外れやすさには影響は無いかと思われます。
- 術後に結合部分が緩く調整を行うことはございます。
原因を正しく把握し、対処すれば直ぐに改善は可能かと思われます。
- また治療費や保証に関しては、医院ごとに異なるため、医院と十分に相談していただく事が重要だと思います。
大阪のインプラントオーバーデンチャー専門【YASU DENTAL CLINIC】
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松井 泰隆 YASU DENTAL CLINIC 院長 『インプラントオーバーデンチャー外来』
東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、
その後インプラント治療や入れ歯治療を専門に行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。
インプラント オーバーデンチャーの治療実績も多数。
- 経歴
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2003年 |
東京歯科大学入学 |
2009年 |
京都大学医学部付属病院・口腔外科学講座 インプラント専門外来 |
2010年 |
京都大学医学部付属病院関連病院 麻酔科・口腔外科 |
2012年 |
医療法人健志会 ミナミ歯科クリニック勤務 分院長など歴任 |
2021年 |
YASU DENTAL CLINIC 開院 |
- 所属学会等
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- ADPR インプラント軟組織コース インストラクター
- 日本臨床歯科学会(大阪SJCD) 委員会所属
- 日本口腔インプラント学会
- 日本臨床歯周病学会
- 国際口腔インプラント学会(International Society of Oral Implantology)
- ITI(International Team for Implantology)
- 日本歯科審美学会
- 日本顎咬合学会会員、認定医
- インビザライン認定医
- 大森塾1期生
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日付: 2021年11月14日
カテゴリ:インプラントオーバーデンチャー関連 and tagged アバットメント, インプラント, 入れ歯とインプラントオーバーデンチャー