大阪でインプラントオーバーデンチャーなら YASU DENTAL CLINIC 大阪でインプラントオーバーデンチャーなら YASU DENTAL CLINIC

部分入れ歯が苦手な方をテレスコープ義歯で治療した症例

部分入れ歯が苦手な方をテレスコープ義歯で治療した症例

昔に部分入れ歯を作成されていましたが、違和感と食事が噛めない事を理由に、何十年と入れ歯を使わず生活されていたようです。今回、前歯のブリッジが折れてしまい、そろそろ限界だと思われて、当院に相談に来られました。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)とは

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)とは、茶筒の原理を応用した入れ歯の維持安定に役立つ装置を使用した特殊な入れ歯のことを言います。金属製のお茶の筒は、上の蓋だけを持ち上げても下に落ちてこない構造になっています。これは中に空気が入らないようにし、湿気や酸化から茶葉を守る為の構造となっています。茶筒の蓋と本体の筒がピッタリ適合している為に、このように空気の侵入すら許さない安定した構造となっています。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は、茶筒の蓋(外冠)を入れ歯の内面に組み込み、茶筒の本体の筒(内冠)を歯に被せる構造になっています。

こうすることで茶筒の蓋(外冠)と茶筒の本体の筒(内冠)がピッタリと適合し、入れ歯が外れないようになります。

Körber Kにより考案された内冠と外冠の組み合わせによるテレスコープは、それぞれ約2~6°の軸面テーパー(傾斜角)となっており、かなり精密に作られている為、ごく一部の歯科医院でしか治療することができない特殊な入れ歯となっています。

症例詳細

長年入れ歯の違和感と使い心地の悪さから、入れ歯を使用でずに生活して来られました。また歯医者が苦手で、長年歯科医院から足が遠のいていたようです。糖尿病もあった為、インプラントは使用せずに、きちんと噛める入れ歯治療をご希望されていたので、テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)と入れ歯専用の被せ物を使用して治療を行なっていきました。

治療前

入れ歯を長期間入れていなかった為、左右の奥歯が対側にある歯茎に噛むところまで歯が伸びてしまい、もう既に入れ歯が入るスペースも無く、噛み合わせも悪い状態でした。

治療途中

過去に入れ歯の不快感から部分入れ歯を使用しなくなった経緯があるため、最終の入れ歯と形が似た仮の入れ歯で一度様子を見ていくことになりました。この仮の入れ歯では、失われた入れ歯を入れるスペースを獲得する為に、噛み合わせの高さを調整し、噛み合わせの改善も行なっております。また入れ歯が外れないように、特殊な入れ歯専用の仮歯なども作成し、最終の入れ歯を擬似体験できるように作成しております。

極力違和感が出ないように入れ歯のサイズを小さくして作成しております。この仮の入れ歯でお食事がしっかり噛めるか、入れ歯が外れないか、審美的に問題ないか、使い心地など様々なことを確認して最終のテレスコープ義歯を作成していきました。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)専用金属床部分義歯

最終的に出来上がったテレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)の金属床部分義歯です。当院では、このような特殊な入れ歯ばかりを扱う歯科技工士さんに作成を依頼しています。入れ歯を教える学校の先生もされている方なので、入れ歯とは分からない自然な仕上がりになり、良く噛める入れ歯の作成が可能です。

前歯の部分には、茶筒の原理を応用したコーヌステレスコープが装着されており、入れ歯がさらに外れにくく、安定することに貢献します。

治療終了時

上顎前歯は、コーヌステレスコープを3つ装着し、上下顎で8本の入れ歯専用の被せ物(サベイドクラウン)を装着しました。

※サベイドクラウン:入れ歯のフック(クラスプ)がパチっとはまり込むように、元々被せ物に溝や突起を付けて設計された、入れ歯専用の被せ物を言います。入れ歯のフレームがこの溝や突起にフィット良く適合することで、外れない入れ歯治療が可能になります。

入れ歯の金属フレーム部分が、サベイドクラウンにピッタリ適合しているのが分かります。

テレスコープ義歯(ドイツ式入れ歯)は、通常の入れ歯に比べて、7倍近い力で噛むことが出来るので、通常のプラスチック製の入れ歯では、すぐに割れてしまいます。金属フレームの入れ歯を使用することで、入れ歯が割れないようにし、また極限まで薄くして作成しているので、違和感の少ない入れ歯治療が可能となります。

治療前後比較

治療前に見られた噛み合わせの乱れから入れ歯の入るスペースが無くなっている状態から、治療後は、噛み合わせが整い、きちんと入れ歯の入るスペースが出来ているのが分かります。

長年入れ歯を使用されてきませんでしたが、仮の入れ歯で使用していくことが出来るのを確認したので安心して治療を受けたと仰っていました。このように精密に維持などを計算された入れ歯であれば、お食事形態などは気にせずに何でも食べることが出来るようになります。

年代・性別 70代女性
主訴 ブリッジが破折した、きちんと治療したい
治療内容 テレスコープ義歯とサベイドクラウン、金属床入れ歯で治療を行いました。
費用 精密金属床部分義歯1装置50万×2(上下顎),テレスコープ18万×3個(内外冠)、サベイドクラウン18万×8本
期間 1年
リスク・副作用 セラミックやテレスコープが装着された歯も、ご自身の歯と同様に歯磨きやメンテナンスが必要になります。メンテナンスを行わないと歯周病や虫歯になる可能性があります。

入れ歯でお困りの方は、是非一度ご相談下さい。

当院では初診時無料カウンセリングを行っております。

 

実際に私の父にも、入れ歯治療を行いました。

40年間入れ歯で苦労した父が噛める治療を行った際のエピソード

 

大阪のインプラントオーバーデンチャー専門【YASU DENTAL CLINIC】

関連記事一覧

関連する記事はまだありません。

FAQ -よくある質問-

インプラント オーバーデンチャー 名医 監修者情報

松井 泰隆 YASU DENTAL CLINIC 院長 『インプラントオーバーデンチャー外来』

 

東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、
その後インプラント治療や入れ歯治療を専門に行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。
インプラント オーバーデンチャーの治療実績も多数。

経歴
2003年 東京歯科大学入学
2009年 京都大学医学部付属病院・口腔外科学講座 インプラント専門外来
2010年 京都大学医学部付属病院関連病院
麻酔科・口腔外科
2012年 医療法人健志会
ミナミ歯科クリニック勤務
分院長など歴任
2021年 YASU DENTAL CLINIC 開院
所属学会等
  • ADPR インプラント軟組織コース インストラクター
  • 日本臨床歯科学会(大阪SJCD) 委員会所属
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 国際口腔インプラント学会(International Society of Oral Implantology)
  • ITI(International Team for Implantology)
  • 日本歯科審美学会
  • 日本顎咬合学会会員、認定医
  • インビザライン認定医
  • 大森塾1期生

ドクター紹介を見る

大阪のインプラントオーバーデンチャー名医【YASU DENTAL CLINIC】


日付:   カテゴリ:インプラントオーバーデンチャー症例

まずは、あなたの
お悩みを
無料相談にて
お聞かせください!

大阪のインプラントオーバーデンチャー専門【YASU DENTAL CLINIC】

インプラントオーバーデンチャー外来では、来院される患者様の想いを大切にし、その期待に応える歯科治療を行います。そして綺麗になった歯で思いっきり笑い、ご飯を食べる喜びを感じて欲しいと考えています。
出会う歯科医院によって患者様の人生は大きく変わります。
人生最後の歯科治療を、是非インプラントオーバーデンチャー外来にお任せください。