
歯茎のあたりに、硬く盛り上がったような膨らみができている…。そんな状態に心当たりはありませんか?それは「骨隆起(こつりゅうき)」と呼ばれるものかもしれません。
骨隆起とは、歯ぎしりや食いしばりなどによって歯や骨に強い力がかかることで、骨の一部が徐々に隆起してくる状態のことです。これは、骨がその力に耐えるために太く硬くなる、生体の自然な反応によるものです。
骨隆起は特定の場所に出来るというものではなく、骨に強い力がかかっている箇所に対して発生します。上顎にも下顎にも、歯列の表側にも裏側にも出来ることがあります。当院では「前歯の目立つ箇所にできた骨隆起を審美的に切除することに特化した治療」を行っております。
上あごの前歯あたりに骨隆起ができると、外見に目立ってしまうことがあります。特にガミースマイルの方は、笑ったときに歯茎が大きく見える傾向があるため、骨隆起がモコっと目立ってしまうケースも少なくありません。
「なんとなく歯茎が盛り上がって見える」「鼻の下がふくらんで見える」…そう感じる原因は、骨隆起のせいかもしれません。
骨隆起による見た目の印象や口元のバランスが気になる場合には、骨隆起を滑らかに整えるための処置「骨隆起切除」で治療を行うことができます。治療といっても、骨隆起自体は身体に悪影響を与えるものではありません。ガミースマイル治療の一環として、自然なお口元を目指す選択肢のひとつとお考えください。
上あごの前歯や犬歯のあたりに骨隆起があると、見た目や日常生活の中で、さまざまな影響が出ることがあります。
ガミースマイルの方は、笑ったときに歯茎が見えやすい傾向があるため、骨隆起によって歯茎の形がモコっと膨らんで見えてしまい、表情全体のバランスが崩れてしまうことがあります。
骨の膨らみが目立ってしまうことで、ガミースマイルがより強調されて見えるのです。
また、骨隆起によって口元が前に押し出されたように見えてしまい、口ゴボの印象がより強調されてしまうこともあります。
このように、骨隆起があることでガミースマイルや口ゴボの印象がより強くなってしまうことがあります。
骨隆起が歯の根元に近い部分にまでおよんでいる場合、歯ブラシの毛先が届きにくくなり、歯茎の境目に汚れがたまりやすくなるといったこともあります。
このような清掃不良は、虫歯や歯周病のリスクを高める原因となることがあります。間接的ではありますが骨隆起が虫歯や歯周病のリスクを高めてしまうこともあるため、骨隆起の位置や大きさによっては健康面の問題から骨隆起を治療すべきケースがあります。
骨隆起が大きいと、笑ったときに唇が骨隆起の膨らみに引っかかってしまい、「唇がうまく下がらない」「笑ったまま上唇が戻りにくい」といったケースがあります。 特にガミースマイルの方の場合、もともと歯茎が目立ちやすいのに加えて、唇が下がりにくいためさらに歯茎が目立ちやすくなってしまいます。
一般的に骨隆起の切除は、入れ歯を装着する際に歯茎の裏側にできた骨の膨らみが干渉する場合などに行われることが多く、見た目の改善を目的とした治療として注目されることは少ない傾向にありました。実際、裏側にできた骨隆起は通常目に触れることがないため、審美性との関連が重視されることはあまりなかったのです。
しかし当院では、これまでに1,000症例以上のガミースマイル治療を行う中で、歯茎の表側、特に笑ったときに見える部分にできた骨隆起が、口元の印象に大きく影響することを数多く経験してきました。そのため当院では、歯冠長延長術など歯茎を切除する処置とあわせて、表側の骨隆起も同時に滑らかで審美的な見た目に整える治療を行っています。
骨のラインを丁寧に仕上げることで、歯茎全体の立体感が抑えられ、笑ったときの見た目もより自然に整います。
当院では、見た目の細部にまでこだわった骨隆起切除を行うことで、ガミースマイル治療の完成度をさらに高めるご提案をしています。
歯茎を整えるだけでなく、骨の形態までも整えることで、ガミースマイルの印象は大きく変わります。
歯茎のラインが滑らかになり、膨らみのない自然な口元に仕上げることができます。
当院では、歯冠長延長術や上唇粘膜切除術といったガミースマイル治療の一環として、骨隆起の切除も同時に行うことが可能です。
見た目にこだわる治療だからこそ、骨まで含めて丁寧に整えることが重要なのです。
骨隆起は、口元をわずかに前方に押し出すような形で存在していることがあります。そのため、骨の膨らみを整えることで、口元のボリューム感がやや軽減し、口ゴボの印象がやわらぐ場合があります。
口ゴボは骨格的な問題や歯列の問題のケースが多いため、骨隆起の切除だけで大きく印象が変わるというわけではありませんが、骨隆起の除去によるわずかな変化が口元の見た目に影響するケースもあるのです。
口元の突出感にお悩みの方は一度まずは骨隆起の有無を確認して、もし気になるようであれば骨隆起切除をご検討ください。
骨隆起の切除は、局所麻酔下で行う処置です。処置時間はおよそ1時間以内で完了し、術後の腫れや痛みも最小限に抑えられます。
具体的には、術後は腫れによって鼻の下がわずかにふくらんだように感じることがありますが、見た目にはほとんどわからないことが多いです。
また痛みに関しても、痛み止めの服用で十分にコントロールできるため、強い痛みで悩まれる方はほとんどいらっしゃいません。
痛みや腫れなどダウンタイムといった観点からも、骨隆起切除は安心して受けていただける処置のひとつとして、多くの患者様にご選択いただいています。
ここでは、実際にガミースマイル治療と同時に骨隆起の切除を行った患者様の症例をご紹介いたします。
当院では、ガミースマイルの治療とあわせて骨隆起の切除を行うことで、笑ったときの歯茎のラインがより滑らかになり、全体の印象が自然に整ったというお声を多数いただいています。
実際の症例を通じて、骨隆起切除が見た目にどのような変化をもたらすのかをご覧いただければと思います。
歯茎の膨らみがなだらかになり、モコっとした印象が解消されました
骨隆起が原因で口元に生じていた膨らみが落ち着き、口元の突出感が軽減しました
このように、骨隆起の切除は見た目の印象を左右する大切なポイントとなります。
より詳しい症例の紹介はこちら
ガミースマイル治療(歯冠長延長術)と同時に、口ゴボの原因となるモリモリした骨隆起を除去した症例>>
患者様のお悩み・ご要望を伺います。治療に関する疑問にもお答えしますので、気になることがあれば何でもお聞きください。
ガミースマイルの改善が目的の場合は、骨隆起切除と歯冠長延長術に併せて、セラミック治療などを組み合わせ、より患者様の理想に近い見た目を実現することも可能です。患者様のご要望をじっくりお伺いし、最適といえる治療法をご提案します。
施術部位に医科用の特殊な高濃度表面麻酔シールを貼付し、注射で痛みが生じないようにします。局所麻酔には極細の針を用いるため、チクッという注射特有の痛みも緩和されます。薬液の注入を一定の速度で行うことで、注射の不快感も軽減されます。
骨隆起が存在する部分の歯茎を丁寧に切開し、骨の表面をなだらかに整えていきます。処置中は麻酔が効いているため痛みを感じることはありません。歯茎を元の位置に戻し縫合して手術は終了です。
手術から1~2週間後に抜糸をします。問題がなければ治療は完了です。また遠方からお越しで抜糸のためのご来院が難しい患者様には、抜糸の必要がなく数週間〜1ヶ月程度で溶けて無くなる吸収性の糸を使用することも可能です。
PREMIUMガミースマイル治療
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