重度のガミースマイルってどんな状態?特徴と実際の症例を解説

重度のガミースマイルってどんな状態?特徴と実際の症例を解説

重度のガミースマイルってどんな状態?特徴と実際の症例を解説

「自分のガミースマイルって軽度なのかな?それとも重度?」
「重度のガミースマイルでも治るのかな…」

このような疑問やご不安を抱えていませんか?ガミースマイルと一口に言っても、患者さま個人によって、その程度は異なります。重度であれば治療も難しくなるのではないかとご不安な方もいらっしゃるでしょう。

そこで、当記事では年間290症例以上のガミースマイル治療を行う当院が、以下の内容について解説します。

  • ・重度のガミースマイルの3つの特徴
  • ・重度のガミースマイルを放置する3つのデメリット
  • ・当院で対応した重度ガミースマイルの症例
  • ・重度ガミースマイルは一度の治療で治らない場合も

      記事の後半では、実際に当院で対応した重度ガミースマイルの症例について解説します。症例画像も載せており、治療前後の変化をイメージしやすくなっているので、ぜひ参考にして頂ければ幸いです。

      そもそもガミースマイルとは?といった基本的な疑問から解決したい方は、まずはこちらのページをご覧ください。
      >>ガミースマイルとは?

      当院ではガミースマイル治療を年間290症例以上行っており、日本トップクラスのガミースマイル治療症例数となっております。ガミースマイルでお悩みの方は、ぜひ当院の無料カウンセリングにお越しください。それでは、重度ガミースマイルの特徴を早速見ていきましょう!

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      重度と診断されるガミースマイルの3つの特徴

      重度と診断されるガミースマイルの3つの特徴

      ガミースマイルは、笑ったときに歯茎が3mm以上見えてしまう状態ですが、患者さまによってその程度は異なります。歯茎の露出が3mm程度の方もいれば、10mm以上の歯茎が見えてしまっている方もいるなど、多種多様です。ここでは、重度と診断されるガミースマイルの特徴について解説します。

      重度と診断されるガミースマイルの特徴は、以下3点です。

      • ①笑うと10mm以上歯茎が見える
      • ②左右の唇の上がり方が違って口が曲がったように見える
      • ③口を閉じるとあごに梅干しジワができる

      以下でそれぞれの特徴について、詳細に解説します。こちらの特徴に当てはまっていても、ご安心ください。ガミースマイル治療を年間290症例以上行っている当院では、重度のガミースマイル症例にも対応しています。「自分のガミースマイルは重度かも…」とご不安な方は、無料相談だけでも是非お越しください。下記よりご予約可能です。

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      特徴①:笑うと10mm以上歯茎が見える

      重度ガミースマイルの特徴のひとつに、笑うと10mm以上の歯茎が露出するという特徴があります。前歯の長さの平均は、10mm~11mmです。つまり、10mm以上の歯茎が露出すると、歯と歯茎の長さの比率がほぼ同じになってしまうというわけですね。さらに、歯が小さい方であれば、歯茎が歯に覆いかぶさっているように見えてしまうこともあります。

      特徴②:左右の唇の上がり方が違って口が曲がったように見える

      左右の唇の上がり方が異なることも、重度ガミースマイルの原因のひとつです。上唇を持ち上げる上唇挙筋の発達程度が左右で異なると、唇の片側半分だけが必要以上に持ち上がってしまうなど、左右非対称のガミースマイルになってしまいます。左右の唇の上がり方が違うため、正面から見ると、口が曲がったような印象を与えてしまうこともあります。

      特徴③:口を閉じるとあごに梅干しジワができる

      重度ガミースマイルの場合、口を閉じた際にあごに梅干しジワができることもあります。梅干しジワとは、あごに現れるボコボコとしたシワのことです。梅干しジワは、オトガイ筋と呼ばれる下唇や下あごを持ち上げる働きのある筋力を使い過ぎることで発生します。

      上あご全体(もしくは前歯)が前方へ突出している重度ガミースマイルは、自然に口を閉じることが難しいです。口を閉じるためには、下あごを引っ張り上げる必要があります。そのため、オトガイ筋が酷使され、梅干しジワが発生してしまうのですね。

      重度ガミースマイルを放置する3つのデメリット

      重度ガミースマイルを放置する3つのデメリット

      上記で、重度と診断されるガミースマイルの特徴を解説しました。ここからは、重度ガミースマイルを放置するデメリットについて解説します。ガミースマイルは病気ではなく、直ちに治療を必要とするわけではありません。しかし、重度になればなるほど、ガミースマイルを放置してしまうとデメリットが付きまとってくるのですね。

      重度ガミースマイルを放置する主なデメリットは、以下3点です。

      • ・見た目にコンプレックスを抱きやすい
      • ・虫歯や歯周病になるリスクが高まる
      • ・口臭の原因になる

        以下でそれぞれのデメリットについて、詳細に解説します。重度ガミースマイルのデメリットを理解することで、治療を決心するきっかけにもなるので、ぜひ併せてご覧ください。

        デメリット①:見た目にコンプレックスを抱きやすい

        重度のガミースマイルを治療しないままでいると、見た目にコンプレックスを抱きやすくなります。軽度のガミースマイルの場合、それをコンプレックスと捉える方もいれば、チャームポイントと捉える方もいます。しかし、重度になってくると、殆どの方がコンプレックスに感じ、思いっきり笑えなくなってしまう方が多いです。

        自分の口元を見られることを恥ずかしいと感じ、無意識のうちに口元を手で覆い隠すようになる方も。気付かないうちに、精神的なストレスが溜まっていってしまいます。見た目へのコンプレックスは、ガミースマイル治療を決心する理由の大きな理由のひとつです。

        デメリット②:虫歯や歯周病になるリスクが高まる

        重度のガミースマイルを放置すると、虫歯や歯周病になるリスクが高まります。先に軽く触れましたが、ガミースマイル自体は病気ではありません。しかし、虫歯や歯周病を引き起こす原因のひとつにはなり得ます。

        ガミースマイルは歯茎が露出しているため、通常より歯茎が乾燥しやすくなります。そうすると、自浄作用(歯垢や食べかすを洗い流す作用)や殺菌作用のある唾液の分泌が減少して、虫歯や歯周病のもととなる細菌が繁殖しやすくなってしまうのですね。その結果、虫歯や歯周病に罹りやすくなってしまいます。

        デメリット③:口臭の原因になる

        重度のガミースマイルは、口臭の原因にもなります。上述したように、重度のガミースマイルは歯茎が乾きやすいです。そのため、口腔内に細菌が繁殖しやすくなり、口臭のもととなってしまいます。

        ほかにも、上あごが突出しているタイプのガミースマイルの場合は口が閉じにくいため、口呼吸をしてしまいがちです。そうすると、やはり口腔内が乾き、細菌が繁殖しやすくなって口臭を発してしまいます。

        【重度ガミースマイル】実際に当院で対応した2つの症例を紹介します

        【重度ガミースマイル】実際に当院で対応した2つの症例を紹介します

        上記で、重度ガミースマイルを放置するデメリットを解説しました。「健康に被害が生じるかもしれないなら治療しようかな」と思われた方が多いのではないでしょうか。ただ、それと同時に「重度のガミースマイルの治療は難易度が高そう…本当に治せるのかな…」と心配になった方もいらっしゃるかもしれませんね。そこで、ここからは、当院が実際に重度ガミースマイルを治療した症例を解説します。

        今回は、実際に当院で対応した重度のガミースマイルの症例を2例ご紹介します。

        • ・笑うと10mmの歯茎が露出する重度ガミースマイル
        • ・術前に歯茎の露出が13mmあった重度ガミースマイル

        以下でそれぞれの症例について解説します。当院は、年間290症例以上のガミースマイル治療を扱っています。軽度・重度に関わらず、どのような症例であっても、これまで蓄積した経験とスキルをもとに的確な判断をして治療を行っているので、是非こちらの症例解説も参考にして頂ければ幸いです。

        症例①:笑うと10mmの歯茎が露出する重度ガミースマイルを治療

        笑うと10mm程度の歯茎が露出する重度ガミースマイルを治療した症例をご紹介します。早速、術前と術後の状態を画像で比較してみましょう。

        術前と術後の状態

        治療前は歯と歯茎の割合が同程度だった重度のガミースマイルが、綺麗に改善されていることが見て取れるかと思います。

        原因は、口唇が柔らかく伸びやすいために上唇が必要以上に持ち上がることでしたので、上唇粘膜切除術を行って、上唇の裏側と歯茎の上側を切り取っています。そして、上唇と歯茎の間の粘膜を縫合して、上唇の動く範囲を制限しました。

        以下、縫合した直後の写真です。

        縫合した直後の写真

        およそ2週間後に、抜糸して完了です。手術にかかる時間は、60分程度と見て頂ければ問題ありません。痛みに関しても、手術の際は局所麻酔を行うので、手術中に痛むことはありません。ただし、麻酔が切れた後に、一時的な痛みや腫れを伴うことはございます。

        >>この症例に対する治療内容の詳細はこちらへ

        症例②:術前に歯茎の露出が13mmあった重度ガミースマイルを術後2mmまで減少

        2例目は、術前に歯茎の露出が13mmあった重度ガミースマイルです。早速、術前と術後の状態を画像で比較してみましょう。術後には、歯茎の露出が2mmにまで、大幅に抑えられています。

        術前と術後の状態の画像

        こちらの症例は、歯の長さが短いことと上唇が持ち上がり過ぎることの2つが原因でした。そのため、上唇粘膜切除術と歯冠長延長術を組み合わせて、両者の問題を解決しました。

        最初に上唇粘膜切除術を行い、上唇の動く範囲を制限しました。歯茎が13mm露出している重度のガミースマイルでしたので、可能な限り多くの粘膜を切り取っています。

        以下、縫合した直後の写真です。

        上唇粘膜切除術直後の写真

        上唇粘膜切除術を行ったことで、上唇が必要以上に持ち上がる問題は解決されました。しかし、歯の長さが短く、歯と歯茎の割合が不釣り合いである問題は、この時点では解決されていません。そのため、上唇粘膜切除術後1ヶ月後に歯冠長延長術を行いました。

        歯肉を必要量切り取ることによって、歯の本来の長さを獲得できました。以下、歯冠長延長術の治療前後の写真です。

        歯冠長延長術の治療前後

        中切歯(歯列の中央に位置する前歯)に注目すると、変化が分かりやすいです。Beforeの写真を見ると、向かって左側の中切歯に歯茎が覆いかぶさっていることが分かります。そして、それが歯の長さが短く見えている原因でしたので、歯肉をバランスよく切って、歯と歯茎の割合を調整しました。

        2つの治療を行ったため、治療期間は3ヶ月かかりましたが、非常に満足して頂ける結果となりました。このように、治療前検査で原因を正確に突き止め、その原因に適切なアプローチをかけることができれば、重度のガミースマイルであっても治ります。

        >>この症例に対する治療内容の詳細はこちらへ

        【要注意】重度ガミースマイルは一度の治療で治らない場合も

        【重度ガミースマイル】実際に当院で対応した2つの症例を紹介します

        原因を突き止め、その原因に適切なアプローチをかけることで、重度のガミースマイルであっても改善可能と解説しました。しかし、重度のガミースマイルの場合は、一度の治療で治らないケースもあるため注意してください。

        上唇が必要以上に持ち上がってしまう症例に採用される上唇粘膜切除術。この治療法は、後戻りが起こる可能性があります。

        なぜなら、この症例に当たる方は、上唇挙筋の発達が強く、上唇粘膜切除術を行い、唇が上がりにくくなっているのにも関わらず、それをも振り切って上唇を持ち上げてしまうことがあります。

        実際に、他院で上唇粘膜切除術を行った後に後戻りが起こり、当院に相談にお越しになられた患者さまもいらっしゃいます。そのようなケースでは、当院で二度目の治療として歯冠長延長術を行い、後戻りが起きないように対処しました。当院では、これまで数多くのガミースマイルの症例を手掛けてきたため、このような後戻りを起こしたケースでも対応可能です。ぜひお気軽にご相談ください。

        よくある質問

        Q:矯正治療をしてもガミースマイルが治らないことはありますか?

        A.歯並びが原因でガミースマイルになる場合は、矯正治療で改善する事は可能ですが、骨格的な要因や歯が小さい事に原因がある場合は、矯正治療では治らないこともあります。骨格的な原因であれば、骨ごと位置を変えるような外科矯正や、歯が小さい場合は、歯冠長延長術を行うことで、ガミースマイルの改善を行うことが出来ます。

        Q:重度のガミースマイルはボトックスで治療できますか?

        A.重度のガミースマイルをボトックスで改善することは、量を多く注入することで改善する事は可能だと思います。ただし、ボトックスの効果は、2〜3ヶ月で効果が切れてしまうので、一時的な改善になります。また、ボトックスを打つことで、鼻の下が長くなるようなお顔立ちになってしまう方もいらっしゃる為、ボトックスを多く注入することで、他のデメリットが出てきますので、注意が必要です。

        Q:重度のガミースマイルでもヤスデンタルクリニックで治療できますか?

        A.当院では、重度のガミースマイル治療も改善することは可能です。正しい診断を行い、それに伴う複数の治療を組み合わせる事により多くの重度のガミースマイルの患者様の治療を行ってきました。当院のホームページにも重度のガミースマイル治療症例が沢山ございますので、是非ご覧ください。

        Q:重度のガミースマイルが自然に治ることはありますか?

        A.顎の発達が終わった大人の方の場合、重度のガミースマイルが自然に治る可能性はほとんどありません。軽度のガミースマイルの方であれば、笑い方を工夫して上唇が引き上がらないようにできることもありますが、重度のガミースマイルの場合は治療によってガミースマイルを改善するのが現実的です。

        顎がまだ未発達なお子様や、乳歯が生え変わる前のお子様であれば、重度のガミースマイルでも自然に治る可能性はありますが、確実に治るというわけではないため、お子様のガミースマイルが気になる場合はお近くの小児矯正歯科で相談されることをおすすめします。

        Q:来院回数は何回必要ですか?

        A.当院では、通常のガミースマイル治療の回数は4回となっております。

        1回目:無料カウンセリング
        2回目:ガミースマイル手術
        3回目:抜糸
        4回目:1ヶ月後のアフターフォローとなっております。

        遠方からお越し頂く患者様には、事前にお電話での無料カウンセリングも行っており、来院日当日にガミースマイル手術をお受けいただく事も可能となっており、1ヶ月後のチェックもお写真で行っております。

        つきましては、遠方からお越し頂けます患者様は、

        0回目:お電話での無料カウンセリング
        1回目:ガミースマイル手術
        2回目:抜糸

        このように、2回の来院で治療を完了することが出来ます。

        Q.:初診時の当日に施術していただくことは可能ですか?

        A.可能です。当院では、遠方からお越し頂く患者様には、事前にお口やお顔のお写真を頂き、お電話で無料カウンセリングをさせて頂いており、初診時に施術できるようしております。遠方からお越し頂く患者様が多いため、極力来院回数を少なくできるように配慮しておりますが、確実な診断をご希望の患者様には、実際ご来院頂き検査を受けて頂くようお勧めしております。

        Q.:吸収性の糸を使えば1日で治療が終わるのでしょうか?

        A.その通りでございます。吸収性の糸は、抜糸の必要がなく、数週間〜1ヶ月程度で糸が溶けて無くなるため、抜糸にお越し頂く必要がございません。ただし、吸収性の糸にはデメリットもございます。ガミースマイル治療は、非常に精密度の高い治療ですが、吸収性の糸は操作性が悪く、精密性に欠けてしまう事がございます。そうする事で、治癒後の仕上がりに影響する可能性も考えられます。また完全に溶けて無くなるまである程度期間が必要なことから、歯茎に糸が付いてる期間が長く違和感が出やすい、汚れも付着しやすく、見た目が悪い期間も長くなる傾向にあります。

        まとめ:重度のガミースマイル治療の難易度高!技術と経験のある歯科医の下で治療しよう!

        まとめ:重度のガミースマイル治療の難易度高!技術と経験のある歯科医の下で治療しよう!

        当記事では、重度ガミースマイルの特徴やデメリット、そして実際に当院で対応した重度ガミースマイルの症例について詳しく解説しました。

        重度ガミースマイルを放置すると、見た目へのコンプレックスを抱きやすくなるほか、虫歯や歯周病のリスクも高くなってしまいます。そのため、重度のガミースマイルであれば、治療を検討されることをお勧めします。

        「重度のガミースマイルの治療は難易度が高そう…本当に治るのかな…」とご不安な方もいらっしゃるでしょう。しかし、治療前検査で原因を突き止め、その原因に適切なアプローチをかければ、重度のガミースマイルであっても治ります。そこは、ぜひ安心してくださいね。

        当院では、年間290件以上のガミースマイル治療を手掛けています。その実務経験と常にアップデートされるスキルで患者さまの理想の口元を実現いたしますので、ぜひお気軽に当院の無料カウンセリングを活用してください。

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        監修者情報

        松井 泰隆  YASU DENTAL CLINIC 院長

        東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。

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