歯を削らずにガミースマイルと前歯のすきっ歯(翼状捻転)を治した症例(部分矯正・歯冠長延長術)

歯の隙間とガミースマイルのご相談で京都よりご来院

歯の隙間とガミースマイルのご相談で、京都よりお越しいただきました。患者さんは 30代の女性、職業は看護師 の方です。

前歯のすきっ歯と、笑った際に歯ぐきが目立つ点を気にされており、「上顎中切歯をセラミック矯正で治した方が良いのかも相談したい」とのことでご来院されました。

ガミースマイルは3つの原因からなります。

①歯の長さが短い➡︎歯冠長延長術

②上唇が上がり過ぎる➡︎上唇粘膜切除術

③歯の位置の問題➡︎歯列矯正外科矯正

本症例では診査診断の結果、
「歯の長さが不足していること」が主な原因でした。

実際に歯の見える長さが約2〜3mm短く、歯冠長延長術によるをしていくことになりました。

治療前の状態|前歯の翼状捻転とガミースマイル

前歯がハの字に回転し、すきっ歯の状態

治療前は、前歯2本が捻じれるように回転(翼状捻転) し、前歯がハの字型に外開きになって隙間が空いている状態でした。

また、歯の長さも 2〜3mmほど短く、笑った際に ガミースマイル になっているのが分かります。

歯が外開きになったり、歯の傾きがそれぞれ異なると、お口元の印象はガタガタした感じになってしまいます。

|当院の治療方針|できる限り歯を削らない治療を

患者さんは、「セラミック矯正で前歯を治した方が良いのではないか」という点も悩まれていました。

しかし当院では、極力、天然の歯を削らない治療方針 を大切にしています。

精密な診査の結果、

  • ・前歯の捻れや隙間は 部分矯正で改善可能

  • ・歯が短く見える原因は 歯肉の位置(ガミースマイル)

と判断し、部分矯正と歯冠長延長術を組み合わせた治療 を行うことになりました。

|治療の流れ|部分矯正から歯冠長延長術へ

マウスピースによる部分矯正

まずは、マウスピースを使用した 部分矯正 を行いました。

矯正治療前は、前歯がハの字型に外開きになり、すきっ歯の状態でしたが、マウスピース矯正で 前歯の傾きを改善し、隙間を閉じていきました

治療期間は 約4ヶ月ほど で改善しています。

仕上げとして歯冠長延長術を実施

部分矯正終了後、仕上げとして 歯冠長延長術 を行いました。

歯冠長延長術では、歯ぐきの位置を調整し、全体的に2〜3mmほど歯の長さを整えています。

先に部分矯正を行うことが重要な理由

ここでの重要なポイント💡は、先に部分矯正を行うこと です。

歯の位置や傾きが変わると、歯ぐきの高さや輪郭も変わってしまいます。

歯冠長延長術では、ミリ単位で歯の長さを揃え、歯肉の輪郭も整えるため、

  • ・先に矯正治療で歯を動かす

  • ・これ以上歯ぐきの形が変わらない状態にする

  • ・その後に歯冠長延長術を行う

この順序で治療を行うことで、より綺麗で自然な仕上がり を目指すことができます。

|治療後の変化|自然でバランスの取れた口元へ


治療前は、歯の傾きやすきっ歯が目立ち、歯の長さもバラバラな状態でした。

治療後は、

  • ・前歯の捻れと隙間が改善

  • ・歯が綺麗に並び、歯の長さも揃う

  • ・ガミースマイルが改善

し、とても綺麗な仕上がりになりました。

|治療後の変化|自然でバランスの取れた歯へ

このように治療ステップごとにお写真を並べると、とても分かりやすいと思います。治療前の状態で歯並びを改善しないとどうしても綺麗な仕上がりは難しくなってしまいます。マウスピースで部分矯正を行うことで、左右対称な歯の傾きや、スマイルラインを作ることができるので、より美しい仕上がりにすることができます。

遠方からの通院と治療完了までの経過

患者さんは、京都から 毎回片道約1.5時間 かけて通院してくださいました。
治療期間中に妊娠され、悪阻などで中断した期間も長くありましたが、

後戻りしないよう、マウスピースはきちんと装着していただき、大変な思いをされながらも無事に治療完了を迎えることができました。

最後は、「綺麗になって、ガミースマイルも改善した」と大変喜んでいただきました。

|まとめ|ガミースマイルとすきっ歯は削らずに治せる場合もあります

ガミースマイルや前歯のすきっ歯(翼状捻転)でお悩みの方の中には、

  • ・セラミック矯正しか選択肢がないと思っている

  • ・歯を削る治療に不安がある

という方も少なくありません。

しかし、部分矯正と歯冠長延長術を組み合わせることで、歯を削らずに改善できるケースもあります。

ガミースマイルや前歯の隙間でお悩みの方は、一度ご相談ください。

年代・性別 30代女性
主訴 歯の隙間とガミースマイルが気になる
治療内容 部分矯正・歯冠長延長術
費用 44万(税込)・22万(税込)
期間 部分矯正4ヶ月・治療回数1回(抜糸は別日に必要)
リスク・副作用 しっかりとした診査診断ができていないと正しい治療効果が得られないことがあります。一時的に痛みや腫れを伴うことがあります。

※当院では、未成年のガミースマイル治療は親御様のご同意も頂いております。

部分矯正とガミースマイル治療を併用すると、より美しい仕上がりに

ガミースマイルの改善を考える際、歯ぐきの治療(歯冠長延長術)だけを行えば良いと思われがちですが、実際には 歯の位置や傾きが仕上がりに大きく影響 します。

前歯が外に開いていたり、捻れ(翼状捻転)がある状態で歯冠長延長術を行うと、歯ぐきのラインを整えても、歯並びの違和感が残ってしまうことがあります。

そのため当院では、必要に応じて部分矯正を先に行い、歯の位置を整えたうえでガミースマイル治療を行うという治療順序を大切にしています。

この順序で治療を行うことで、歯の長さ・歯並び・歯ぐきのバランスが調和し、より自然で美しい口元に仕上げることが可能になります。

部分矯正併用のガミースマイル症例は他にもあります

今回ご紹介した症例のように、ガミースマイルと歯並びの問題を同時に抱えている方は少なくありません。

当院では、部分矯正とガミースマイル治療を組み合わせた症例を多数経験 しています。

症例① 口ゴボ治療のセットバック後にガミースマイルになってしまった症例

口ゴボ治療の為にセットバックを美容外科で行い、術後ガミースマイルになってしまったトラブル相談で、ご相談で来られました。

アンカースクリューを用いた部分矯正を行い、歯と歯茎を上方に押し上げてガミースマイルを改善しました。

アンカースクリューを用いて、セットバックで誤った位置に固定されてしまった歯や歯茎の修正を行いました。

👉 詳しい症例はこちら

症例② 歯が短く、隙間があるガミースマイルを総合的に審美治療を行なった症例

歯が短いガミースマイルを気にされており、歯の隙間や色味も改善したいとの事でした。

右上犬歯が後ろ側に倒れ込み、大きな隙間が空いていたのを、マウスピース矯正で改善しました。

マウスピースの部分矯正終了後に、歯冠長延長術を行い、歯の長さと高さを揃える治療を行いました。

👉 詳しい症例はこちら

ガミースマイルや前歯のすきっ歯でお悩みの方へ

ガミースマイルや前歯のすきっ歯、歯が短く見えるといったお悩みは、歯並びや歯ぐきの状態が複合的に影響していることが少なくありません。

そのため、見た目を整えるためにすぐに歯を削る治療が必要とは限らず、部分矯正や歯冠長延長術を組み合わせることで改善が期待できるケースもあります。

当院では、患者さん一人ひとりのお口の状態を丁寧に診査し、できる限り天然の歯を残す治療を大切にしています。

ガミースマイルでお悩みの方はご相談ください

ガミースマイルは原因によって治療方法が大きく異なります。自己判断せず、まずは正確な診断を受けることが大切です。

部分矯正やガミースマイルについても、症例に応じた治療選択肢をご提案いたします。

ガミースマイルセンター専門サイトはこちら

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監修者情報

松井 泰隆  YASU DENTAL CLINIC 院長

東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。

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