笑うと歯茎が９mm露出する重度ガミースマイルを治療した症例（上唇粘膜切除術）

笑うと上唇が上がりすぎるガミースマイルを気にされて来院されました。

ガミースマイルは３つの原因からなります。

①歯の長さが短い➡︎歯冠長延長術

②上唇が上がり過ぎる➡︎上唇粘膜切除術

③歯の位置の問題➡︎歯列矯正、外科矯正

診断の結果、主に骨格的な原因でガミースマイルになっている③が原因でした。

上顎の骨が、特に前歯の領域で下に伸びている状態の骨格的要因に関連するガミースマイルの状態でした。本来の根本的な治療は、外科矯正と言われる骨ごと移動を行う手術が必要になります。今回は、患者様とご相談の上、上唇粘膜切除術で極力、上唇を上がりにくくし、歯茎の見える量を減らす治療をしていくことになりました。

上唇粘膜切除術のメリット・デメリット詳しくはこちら⬅️

臨床例

治療前

前歯の領域が特に歯茎が目立ちやすいガミースマイルの状態でした。前歯の領域の土台となる上顎骨が下方に下がっていることがガミースマイルの原因となっていました。術前は笑うと歯茎が９mmほど見える重度のガミースマイルの状態でした。

治療後

上唇粘膜切除術後は、上唇が上がりにくくなり大幅にガミースマイルが改善しました。

治療前後の比較（口元）

上唇粘膜切除術で８mm〜９mm程度のガミースマイルを改善することができました。

治療前後の比較（口腔内）

上唇粘膜切除術は、術後上記の写真のように薄っすら傷跡が残ってしまう処置になります。

上唇粘膜切除術は、熟練度を要する高い技術力が必要な治療法となります。当院では、数多くの上唇粘膜切除術を手がてけおり、日本トップクラスの症例数となっております。治療を受けられる皆様には、必ず起こりえるデメリットも全てきちんと術前にお伝えし、安心して治療を受けて頂いております。

当院では、ガミースマイル年間３００症例以上の多くの経験からより、患者様ごとに合った粘膜切除量・位置を設定し、より精度の高い上唇粘膜切除術を提供しております。

年代・性別	２０代　女性
主訴	ガミースマイル改善
治療内容	上唇粘膜切除術
費用	２２万（税込）
期間	治療回数２回（他に治療後１ヶ月後に最終チェックを行います）
リスク・副作用	しっかりとした診査診断ができていないと正しい治療効果が得られないことがあります。一時的に痛みや腫れを伴うことがあります。