「どうして自分の歯茎はこんなに目立つの?ガミースマイルになる原因が知りたい…」
「ガミースマイルになる原因は人によって違うのかな?」
このような疑問をお持ちではありませんか?笑ったときに歯茎が3mm以上見える状態を指すガミースマイル。歯茎の露出度が高いため、笑うことに抵抗を覚えてしまったり、自分の笑顔に自信を持てなくなってしまったりする方がいらっしゃいます。
「なんとか改善できないか?」と解決策を探るために、まずは原因を知りたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。
そこで、当記事では年間290症例以上のガミースマイル治療を行う当院が、以下の内容について解説します。
- ・ガミースマイルになる主な4つの原因
- ・【原因別】ガミースマイルの代表的な4つの治療法
- ・自分のガミースマイルの原因を知るためにはどうすればいい?
記事の後半では、原因別におすすめの治療法を解説します。また「そもそも自分のガミースマイルの原因がどれに当てはまるのか分からない…」という方に向けて、原因を知る方法も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもガミースマイルとは?といった基本的な疑問から解決したい方は、まずはこちらのページをご覧ください。
>>ガミースマイルとは?
当院ではガミースマイル治療を年間290症例以上行っており、日本トップクラスのガミースマイル治療症例数となっております。ガミースマイルでお悩みの方は、ぜひ当院の無料カウンセリングにお越しください。それでは、早速ガミースマイルの原因を見ていきましょう!
ガミースマイルになる主な原因を4つ解説します
ガミースマイルは、主に骨格・歯列・唇・歯茎のどれかに原因が隠れています。人によっては、骨格と唇の両方に起因したガミースマイルなど、複数の原因が絡み合うことも。それでは、具体的にそれぞれの原因の詳細を見ていきましょう。
ガミースマイルになる主な原因は、以下4点です。
- ・上あごの過成長(骨格異常)
- ・歯性の上顎前突(出っ歯)
- ・上唇の筋肉が発達し過ぎている
- ・歯茎が発達し過ぎている
以下でそれぞれの原因について、詳細に解説します。ご自身のガミースマイルの原因を正確に特定することは難しいかもしれませんが、ひとつの参考になれば幸いです。「正確に原因を突き止めてガミースマイルの治療を開始したい!」という方は、下記より無料相談のご予約が可能なので、ぜひお気軽にご利用ください。
原因①:上あごの過成長(骨格異常)
ガミースマイルになる原因のひとつに、上あごの過成長が挙げられます。上あごが極端に縦に長く成長してしまっていたり、極端に前方へ突出してしまっていたりすると、ガミースマイルになりやすいです。なぜなら、上唇の中に収まらない歯茎のアーチが突出しやすくなるからです。歯茎のアーチが上唇をめくって、歯茎が露出しやすくなってしまうのですね。
詳しい治療法については後述しますが、骨格異常が原因のガミースマイルは外科的治療を必要とすることがあります。その場合は、一般的な歯医者ではなく、総合病院などの中にある口腔外科での対応となるので注意してください。
原因②:歯性の上顎前突(出っ歯)
歯性の上顎前突(出っ歯)もガミースマイルになる原因のひとつです。歯性の上顎前突とは、上あごの骨の位置やサイズには問題がなく、歯だけが前方へ傾斜している出っ歯のことを指します。
前歯が真っ直ぐ下に生えずに、斜め前方へ生えているため、笑った時に前歯に沿って上唇が持ち上がりやすくなってしまうのですね。そうすると、当然のこと歯茎も見えやすくなってしまいます。また、前歯の傾斜が激しい場合はお口も閉じにくくなり、笑っていないときでも歯茎が見えてしまう可能性もあります。
原因③:上唇の筋肉が発達し過ぎている
上唇の筋肉が過剰に発達している場合も、ガミースマイルになる可能性があります。上唇をこめかみ方向へ引き上げる筋肉である上唇挙筋。口角の上がった綺麗な笑顔を作るためには必要な筋肉ですが、発達し過ぎるとガミースマイルを引き起こしてしまいます。
筋肉が発達し過ぎているため、笑ったときに必要以上に唇がめくれ上がってしまうからです。上唇挙筋の過剰発達は、後天的な要因(生活習慣)以外に、先天的な要因(遺伝)で引き起こることもあります。
原因④:歯茎が発達し過ぎている
歯茎そのものが過剰に発達しているため、ガミースマイルになっているケースもあります。歯茎が過剰に発達すると、歯冠部分に歯茎が覆いかぶさってしまうため、少し口角を持ち上げただけでも歯茎が見えてしまうのですね。
埋伏歯(まいふくし)と呼ばれる歯冠の一部があごの骨の中に埋まったままの歯がある人もガミースマイルに見えてしまいます。歯(歯冠)自体が小さいため、相対的に歯茎の量が多く見えてしまうからです。
【原因別】ガミースマイルの代表的な4つの治療法を解説
ガミースマイルは、骨格・歯列・唇・歯茎と、さまざまな部位に原因が隠れていると解説しました。勘の良い方はピンと来られたかもしれませんが、原因となっている部位によって治療法は変わります。ガミースマイルを確実に改善するためには、患者さま個人のガミースマイルの原因を特定し、その原因に適切なアプローチをかけることが大切なのです。そこで、ここからは、原因別にどのような治療法があるのか、その治療法の詳しい内容について解説します。
ガミースマイルの代表的な治療法は、以下4点です。
- ・骨格異常が原因の場合:上顎骨切り術
- ・歯性の上顎前突が原因の場合:歯列矯正
- ・上唇の筋肉の過剰発達が原因の場合:上唇粘膜切除術
- ・歯茎の過剰発達が原因の場合:歯冠長延長術
以下でそれぞれの原因について、詳細に解説します。ここには名前の挙がっていないボトックス注射なども併せて解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
骨格異常が原因の場合:上顎骨切り術
上あごが極端に縦に長く成長してしまっている症例や、上あごが極端に前方へ突出してしまっている症例など骨格に異常がある場合は、上顎骨切り術と呼ばれる外科手術が必要になるケースが多いです。出っ張っている上あごの骨を切ることで、上あごを正常な位置やサイズに整えることができます。
骨格の不調和が改善されるため、ガミースマイルが治るだけでなく、横から見たときのお顔のシルエットも綺麗になります。骨を切っているので、後戻りの心配も不要です。
ただし、上記でも軽く触れましたが、この治療法は一般的な歯科医院で対応できるケースは殆どなく、総合病院の口腔外科や美容外科での対応になるので注意してください。
歯性の上顎前突が原因の場合:歯列矯正
歯性の上顎前突(出っ歯)が原因のガミースマイルの場合は、歯列矯正も有効な治療法のひとつです。歯列全体が前方へ突出している場合は、小臼歯(前歯と奥歯の中間の歯)を抜歯し、スペースが空いた方向へ歯列全体を下げることで歯と歯茎の突出感を抑えられます。
また、前歯が斜め前方へ傾斜している場合も、マルチブラケット(ワイヤー装置)を装着し、ワイヤーがたわむ力を利用することで改善可能です。ただし、歯列矯正は短くても2年〜3年、長いと4年程度の治療期間を要したり、50万円以上の費用がかかったりと患者さまのご負担が少なくありません。もちろん、歯並びを治したい方には最適な治療法です。しかし、ガミースマイルが最も気になるという方には、以下で解説する治療法が非常にお勧めです。
上唇の筋肉の過剰発達が原因の場合:上唇粘膜切除術
上唇挙筋の過剰発達が原因のガミースマイルの場合には、上唇粘膜切除術という治療法が有効です。上唇の裏側と歯茎の上側を切り取り、上唇と歯茎の間の粘膜を縫い合わせることで、上唇が動く範囲が制限されてガミースマイルが改善します。
手術は60分以内で終わり、身体への侵襲も少ないです。ただし、メスを入れる手術なので、術後数日間は上唇の裏側が腫れる場合も。また、上唇挙筋が発達しすぎている方は、後戻りを起こすこともあるので、注意が必要です。
上唇粘膜切除術のほかに、ボトックス注射を打つことでもガミースマイルの改善は期待できます。ボトックス注射を打つことで、上唇を必要以上に持ち上げてしまう上唇挙筋の働きを抑えられるからです。ただし、ボトックス注射の効果は3ヶ月~6ヶ月ほどで切れてしまいます。永久的な治療法ではありませんので、注意してください。
歯茎の過剰発達が原因の場合:歯冠長延長術
歯茎の過剰発達が原因のガミースマイルの場合は、歯冠長延長術という治療法が有効です。歯に覆いかぶさっている歯肉を切り取り、歯冠が見える部分を長くすることで、歯茎の主張が弱まります。歯茎の過剰発達以外に、歯が小さいという問題を抱えている場合は、セラミック矯正を併用することで見栄えが良くなる場合も。
歯冠長延長術は、術後1週間のダウンタイムを要します。ダウンタイムを経て問題がなければ抜糸して完了です。歯冠長延長術は、上唇粘膜切除術と異なり、後戻りの心配が要りません。これは、大きなメリットですね。ただし、笑ったときに歯茎が綺麗に見えるように歯肉を切り取るためには、歯科医に高度な審美センスが必要です。経験値の低い歯科医のもとで治療を行うと後悔してしまう可能性も。そのため、歯科医選びは慎重になりましょう。
原因を知るためには?歯科の無料相談を利用しましょう
ご自身のガミースマイルの原因を正確に突き止めるためには、歯科医による専門的な診断が必要です。そのため、ぜひ歯科の無料相談を積極的に利用しましょう。初診相談は無料で行っている歯科医院が多いです。実際に、当院でもガミースマイル治療の無料相談を行っています。
当院の場合は、以下の流れでカウンセリング(60分)を進めていきます。
- ・予約時間10分前に問診票記入
- ・問診(約10分)
- ・レントゲン撮影(約5分)
- ・ガミースマイルの概要説明(約10分)
- ・ガミースマイルの原因のご説明(約5分)
- ・治療方法のご説明(約30分)
- ・お見積りを作成してお渡し
- ・治療希望の方は次回予約
無料相談であっても包括的なお話だけではありません。レントゲン撮影などを行って患者さまのガミースマイルの症状を個別に診断し、具体的な治療方法の提案からお見積りの作成まで行います。些細な疑問や不安であっても気兼ねなくご相談いただければと思いますので、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。
よくある質問
Q:来院回数は何回必要ですか?
A.当院では、通常のガミースマイル治療の回数は4回となっております。
1回目:無料カウンセリング
2回目:ガミースマイル手術
3回目:抜糸
4回目:1ヶ月後のアフターフォローとなっております。
遠方からお越し頂く患者様には、事前にお電話での無料カウンセリングも行っており、来院日当日にガミースマイル手術をお受けいただく事も可能となっており、1ヶ月後のチェックもお写真で行っております。
つきましては、遠方からお越し頂けます患者様は、
0回目:お電話での無料カウンセリング
1回目:ガミースマイル手術
2回目:抜糸
このように、2回の来院で治療を完了することが出来ます。
Q.:初診時の当日に施術していただくことは可能ですか?
A.可能です。当院では、遠方からお越し頂く患者様には、事前にお口やお顔のお写真を頂き、お電話で無料カウンセリングをさせて頂いており、初診時に施術できるようしております。遠方からお越し頂く患者様が多いため、極力来院回数を少なくできるように配慮しておりますが、確実な診断をご希望の患者様には、実際ご来院頂き検査を受けて頂くようお勧めしております。
Q.:吸収性の糸を使えば1日で治療が終わるのでしょうか?
A.その通りでございます。吸収性の糸は、抜糸の必要がなく、数週間〜1ヶ月程度で糸が溶けて無くなるため、抜糸にお越し頂く必要がございません。ただし、吸収性の糸にはデメリットもございます。ガミースマイル治療は、非常に精密度の高い治療ですが、吸収性の糸は操作性が悪く、精密性に欠けてしまう事がございます。そうする事で、治癒後の仕上がりに影響する可能性も考えられます。また完全に溶けて無くなるまである程度期間が必要なことから、歯茎に糸が付いてる期間が長く違和感が出やすい、汚れも付着しやすく、見た目が悪い期間も長くなる傾向にあります。
まとめ:ガミースマイルの原因は様々!原因に合った治療を行って素敵な笑顔を手に入れよう!
当記事では、ガミースマイルの主な原因と原因別の治療法について解説しました。
ガミースマイルの原因には、骨格や歯列に起因するもの以外に、上唇挙筋や歯茎そのものの過剰発達に起因するものもあります。ガミースマイルの治療法は、原因となっている部位がどこなのかによって異なるため、ご自身のガミースマイルの原因を特定することが重要です。
例えば、上唇挙筋の過剰発達の場合は上唇粘膜切除術が最適ですし、歯茎が過剰に発達している場合は歯冠長延長術が推奨されます。
歯冠長延長術などは、特に歯科医に審美センスが要求される治療法です。そのため、経験の少ない歯科医のもとで治療をするのは怖いと思われる方も多いでしょう。その感覚は、正しいです。失敗のリスクを極限まで下げるためにも、これまで多くの症例を扱ってきた歯科医のもとで、さらに十分なカウンセリング行った上で、安心して治療に臨みましょう。
当院では歯冠長延長術を含むガミースマイル治療を年間290件以上手掛けています。ガミースマイルの改善を検討している方は、お気軽に当院の無料カウンセリングを活用してください。
YASU DENTAL CLINIC
〒543-0074
大阪府大阪市天王寺区六万体町5ー18
大阪メトロ谷町線 四天王寺前夕陽ヶ丘駅3番出口直結
監修者情報
松井 泰隆 YASU DENTAL CLINIC 院長
東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。