歯が短いガミースマイルと、前歯のすきっ歯を気にされており、ご相談で来院されました。
ガミースマイルは3つの原因からなります。
①歯の長さが短い➡︎歯冠長延長術
②上唇が上がり過ぎる➡︎上唇粘膜切除術
③歯の位置の問題➡︎歯列矯正、外科矯正
診断の結果、①の歯の長さに問題がありました。
臨床例
治療前
歯が短いため、笑うと歯茎が見えてしまうガミースマイルで、歯茎の高さもバラバラで左右でバランスが整っていない状態でした。画面右側の歯がより短いので、右側がより歯茎が見えやすいのが分かります。また前歯には隙間があり、審美的に不安を抱えられていました。
治療後
まずは歯冠長延長術を行い、歯を正常な長さまで長くしました。その後3ヶ月程度の治癒期間をおき、歯の隙間にパーシャルラミネートベニアを用いて治療を行いました。術後は、左右でバランスの取れたスマイルラインになり、ガミースマイルも改善しているのが分かります。歯の隙間も変色劣化のないセラミックを用いたラミネートベニアで自然に治療を行う事が出来ました。
治療前後の比較(口元)
治癒期間も含めると4ヶ月ほど治療期間がかかりましたが、術後の仕上がりに大変喜んでいただきました。笑った時の口元の印象が大きく変化したのが分かります。
治療前後の比較(口腔内)
術後は歯が長くなり、左右で歯茎の高さが揃っており、より審美的な状態になりました。またすきっ歯には、パーシャルラミネートベニアと言われる歯の削る量がほとんどない特殊なセラミック治療を行うことで、綺麗に隙間を閉じることができ、元々すきっ歯であることが全く分かりません。
パーシャルラミネートベニアとは
パーシャルラミネートベニアとは、写真にありますように青線の領域にだけ薄いセラミックを部分的に貼り付ける治療になります。通常のラミネートベニアは、歯の前面全てをセラミックで覆いますが、パーシャルラミネートベニアは、一部分のみをセラミックで覆うため、歯を削る量がほとんどないのが特徴です。
また当院の歯冠長延長術は、術後傷跡が残らず、治癒後は、他の歯科医師が見ても歯冠長延長術をしたかどうかは分かりません。
当院の歯冠長延長術は、ミリ単位で歯の長さを調整でき後戻りがなく、確実に見える歯茎の量を減らすことができます。またセラミック治療を併用することでより審美的な治療が可能です。
年代・性別 | 40代男性 |
主訴 | 歯が短い、ガミースマイルを治したい、すきっ歯を治したい |
治療内容 | 歯冠長延長術 パーシャルラミネートベニア |
費用 | 22万(税込) 16.5万(税込)×2本 |
期間 | 治療回数4回(抜糸は別日に必要) |
リスク・副作用 | しっかりとした診査診断ができていないと正しい治療効果が得られないことがあります。一時的に痛みや腫れを伴うことがあります。 |
ガミースマイルでお困りの方は、是非一度ご相談下さい。
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YASU DENTAL CLINIC
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監修者情報
松井 泰隆 YASU DENTAL CLINIC 院長
東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。