左右で最大歯の長さが３mmも違うガミースマイルを治療した症例（歯冠長延長術）

右側の歯が短く、左右の歯茎の高さを揃えたいと三重県より来院されました。

①歯の長さが短い➡︎歯冠長延長術

②上唇が上がり過ぎる➡︎上唇粘膜切除術

③歯の位置の問題➡︎歯列矯正、外科矯正

診断の結果、①の歯の長さに問題がありました。

左右で歯茎の高さが揃っていないと、歯の平面がズレてしまい、傾いて見えてしまうため、口元のバランスが悪くなり、より審美性を失ってしまいます。

人の目において、歯茎の高さの違いを認識できるレベルは、０.２mm(２００μm)と言われており、少しの左右差でも一部の方は違和感を感じてしまいます。

この患者様は、左右で最大３mmも歯の長さが違う状態でした。

右側の歯（写真左手）が短く、右側だけガミースマイルになってしまい、それぞれの歯の長さが異なり、歯茎の高さも揃っていない状態でした。

笑うと右側だけの歯茎が見えてしまうため、歯の平面は右側に傾いており、バランスが悪く見えてしまい、大きく審美性を損なっていました。

歯冠長延長術後は、右側のガミースマイルが改善して綺麗なスマイルになりました。

そして、歯茎の高さは綺麗に左右対称となっているのが分かります。

笑っても右側の歯茎が見える事がなくなりました。左右でバランスを整えるだけで、ここまで大きく口元の印象は変わります。

術前は、右側の歯が短く、歯茎の高さが左右で違ったため、バランスが悪く見えてしまっていましたが、歯冠長延長術後は、歯の長さ・歯茎の高さが揃ったことで、綺麗な印象になりました。

当院の歯冠長延長術は傷跡が一切残りません。

術前の歯茎の高さの違いを分かりやすくするために、黄色い水平線を引きました。それぞれの歯の長さが違うことが分かります。一番歯が短く大きな差を生じていたのが、右側の犬歯（前から３番目の歯）で３mmほんど左右差がありました。また一番左右差が小さい歯で０.２m(２００μm)という状態でした。

当院では、このような左右の歯茎の高さの違いを、ミリ単位以下のミクロン単位で１本１本揃える事が可能です。

歯冠長延長術で揃える歯の長さの目標は、水色の水平線で引いています。

当院の歯冠長延長術は、術後傷跡が残らず、治癒後は、他の歯科医師が見ても歯冠長延長術をしたかどうかは分かりません。

年代・性別	２０代女性
主訴	右側の歯が短い、歯茎の高さを揃えたい
治療内容	歯冠長延長術
費用	２２万(税込)
期間	治療回数１回（抜糸は別日に必要）
リスク・副作用	しっかりとした診査診断ができていないと正しい治療効果が得られないことがあります。一時的に痛みや腫れを伴うことがあります。