歯列矯正には、ワイヤー矯正やマウスピース矯正などの方法がありますが、セラミック矯正はそれらの矯正治療よりも手軽に素早く矯正ができると言われています。
では具体的に、セラミック矯正とはどのように歯並びを矯正するのでしょうか?ワイヤー矯正やマウスピース矯正との違いを交えつつ、セラミック矯正について解説します。

セラミック矯正は
「歯を動かさない」矯正治療CERAMIC

セラミック矯正は、元々の自分の歯の上に、セラミックでできた被せ物を被せることで、歯の形や向きを整えて綺麗な歯並びに見えるように調整する治療です。

歯を動かす訳ではなく、歯を削ってその上にセラミックの被せ物を被せるので、厳密には矯正治療というよりも、審美治療というのが適しているかもしれません。

セラミック矯正とよく比較される、ワイヤー矯正やマウスピース矯正は、歯を動かして矯正するため、「歯を動かすかどうか」が大きな違いとなります。

セラミック矯正の
4つのメリットMERIT

ワイヤー矯正やマウスピース矯正と比較した際に、セラミック矯正は様々なメリットがある治療方法です。ここではセラミック矯正の主なメリットを4つご紹介します。

  • メリット01:歯の形や色を自由に変更できる
  • メリット02:治療期間が短く、費用を抑えられる
  • メリット03:治療中の見た目が悪くならない
  • メリット04:痛みが少ない

以下でさらに詳しく解説します。

メリット01:歯の形や色を自由に変更できる

セラミック矯正は歯の上にセラミックの被せ物などをすることで、歯並びを調整します。その際にセラミックの被せ物の形や色もコントロールできるため、審美性に高いこだわりがある方にセラミック矯正はおすすめです。周りの歯と馴染むような色に調整したり、見える範囲の歯を全てセラミックにする場合は歯の色を元々よりも白くして、芸能人のような美しい歯の色にされる方も多いです。

メリット02:治療期間が短く、費用を抑えられる

セラミック矯正はワイヤー矯正やマウスピース矯正のように歯を動かさないため、矯正治療にかかる期間が比較的に短い傾向にあります。
一般的に矯正治療では1年半〜3年程度の期間を要しますが、セラミック矯正は早ければ数ヶ月で治療が終了します。
そのため、結婚式や面接などを控えていて、急いで歯並びを綺麗にしたい方などに、特にお喜びいただいています。
また、セラミックの本数にもよりますが、一般的に矯正治療よりも費用が抑えられるのも特徴です。

メリット03:治療中の見た目が悪くならない

一般的な矯正治療では、歯にワイヤーをつけたり、マウスピースを装着したりするため、人前に出る際に見た目が気になるという声をよくお聞きします。
セラミック矯正はそもそも矯正装置を使用しません。また歯を削ってから被せ物をつけるまでの間も、仮歯を装着するため見た目はほとんど気になることはありません。

メリット04:痛みが少ない

一般的に矯正治療では、歯を動かす際に痛みが生じることがあり、治療当初は痛みを我慢しなければならないことがあります。セラミック矯正では、歯を動かさないため、痛みはありません。
また歯を削る際には、しっかり麻酔を行って治療するため、痛みが出ません。

セラミック矯正の
3つのメリットDEMERIT

セラミック矯正は他の治療と比較した際に、多くのメリットがありますが当然デメリットもあります。治療前にデメリットについてもしっかりと確認していただくことが重要です。ここではセラミック矯正の主なデメリット3つを解説します。

  • デメリット01:天然の歯を削らなければならない
  • デメリット02:虫歯や歯周病になることがある
  • デメリット03:将来的にやり直しになることがある

以下でさらに詳しく解説します。

デメリット01:天然の歯を削らなければならない

セラミック矯正は歯の上にセラミックの被せ物をするため、被せ物の厚みだけ天然の歯を削る必要があります。セラミックの歯は色や形については、天然の歯以上に美しく作ることができます、しかしどれだけ高価なセラミックでも、機能面で天然の歯に勝ることはありません。また歯を削ることで、歯そのものの寿命が短くなってしまうこともございます。セラミック矯正の際にはこういったデメリットについても慎重に検討する必要があります。

デメリット02:虫歯や歯周病になることがある

本来の天然の歯は、一つの構造体なので繋ぎ目がありませんが、セラミックなどの被せ物には、必ず土台となる歯と被せ物の間に隙間が出来ます。丁寧な治療で精度よくセラミックを作製しなければ、この隙間に汚れが入り込み、虫歯になってしまいます。肉眼や舌触りなどで隙間が分かるようであれば、注意が必要です。虫歯菌のサイズは、約1μmでとても小さな菌のため、ほんのわずかな隙間からも侵入してしまいます。また審美性を優先するあまり、歯磨きが出来ない環境のセラミックをよく目にします。歯磨きがきちんとできる形態のセラミックを入れなければ、歯茎は赤く腫れ上がり、見た目が悪くなるばかりか、口臭などの原因にもなり、最終的には歯周病になってしまいます。虫歯や歯周病の原因にならないようなセラミック治療をすることが重要です。

デメリット03:将来的にやり直しになることがある

セラミックの歯は、しっかりケアをすれば10年〜20年以上も使い続けることができます。しかし、この世に存在する物には、必ず故障や劣化があるように、セラミックに余分な負担がかかったり、乱暴に扱ったりすると被せ物が取れたり、破折することがあります。また土台となる歯と被せ物の間に隙間が空いてしまっていると、さらに短期間でセラミックのやり直しが必要になります。セラミックが長持ちしないと、また新たに高額な費用がかかるだけでなく、治療の度に歯にもダメージが加わり、治療に通う時間もさらにかかってしまいます。なるべくセラミックが長持ちするような丁寧な治療と負担がかからない取り組みを行う事が重要です。

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