症例一覧

10代の大学生の患者様です。

「前から2番目の歯が米粒のように小さいこと」と、「歯が短く、歯茎の高さがバラバラに見えること」を気にされ、お母さまと一緒にご相談に来られました。

診査を行ったところ、前から2番目の歯(側切歯)は左右ともに重度の矮小歯で、さらに前歯全体の歯冠長が短く、歯茎の高さにも左右差がみられました。

今回は、歯冠長延長術で歯の長さと歯茎のラインを整えたうえで、左右2本の矮小歯をセラミッククラウンで治療することになりました。

臨床例

治療前

治療前は、前歯が本来の歯の長さよりも短く見え、笑った際に歯茎が目立つガミースマイルの状態でした。

また、歯茎の高さにも左右差があり、前歯全体のラインが不揃いに見えていました。

さらに、前から2番目の歯(側切歯)は左右ともに重度の矮小歯で、米粒のように小さく、先端が尖った形をしていました。

そこで今回は、

  • 歯冠長延長術で、前歯の長さと歯茎の高さを整える
  • 左右の矮小歯2本をセラミッククラウンで治療し、周囲の天然歯と調和する大きさ・形に整える

という治療計画を立てました。

治療後

歯冠長延長術によって、短く見えていた前歯の長さを整え、左右で不揃いだった歯茎のラインも調整しました。

その結果、笑った際に見えていた歯茎の露出が減少し、前歯全体のバランスが整いました。

左右の矮小歯については、2本のセラミッククラウンで治療しています。

単に小さい歯を大きくするのではなく、隣接する天然歯との大きさ・形・色・質感の調和を意識して仕上げています。

治療後の写真を見ると、どの歯がセラミッククラウンなのか一見しただけでは分かりにくい、自然な仕上がりになりました。

治療前後比較(口元)

今回の症例では、矮小歯2本だけを治療するのではなく、歯冠長延長術によって前歯全体の歯の長さと歯茎のラインを整えてから、セラミッククラウンによる治療を行っています。

矮小歯の大きさだけでなく、周囲の歯や歯茎とのバランスまで整えることで、口元全体として調和した印象を目指しました。

治療前後比較(口腔内)

患者様からは、

「できるだけ天然歯を削らずに、自然に仕上げてほしい」

というご希望がありました。

今回の矮小歯は非常に小さく、ラミネートベニアでは十分な接着面積を確保することが難しいと判断したため、セラミッククラウン(被せ物)による治療を選択しました。

「クラウン」と聞くと、歯を大きく削るイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし今回の症例では、もともとの歯が非常に小さく、大きく削る必要はなく、むしろ足りない部分は材料を盛り足して、型取りを行ったため、歯への負担は最小限で行うことができました。

治療後は、セラミッククラウンと周囲の天然歯との色・透明感・形態が自然につながるように仕上げました。

治療後は、至近距離から高感度一眼レフカメラで撮影しても、どれがセラミックで天然の歯なのか見分けがつかないほど、自然に仕上げることができました。

年代・性別10代女性
主訴歯茎の高さを揃えたい、矮小歯が気になる
治療内容歯冠長延長術、ジルコニアセラミッククラウン
費用20万(税別)、18万×2本(税別)
期間4ヶ月
リスク・副作用きちんとした診査診断を行わないと、セラミックの破折や脱離が起こることがあります

矮小歯は「小さい歯だけ」を治せばよいとは限りません

矮小歯の治療では、小さい歯をセラミックやラミネートベニアで大きくするだけで改善できるケースもあります。

一方で今回のように、

  • 矮小歯そのものが非常に小さい
  • 前歯全体が短い
  • 歯茎の高さが揃っていない
  • 笑った際に歯茎が目立つ

といった問題が重なっている場合、矮小歯だけを大きくしても、口元全体として理想的なバランスにならないことがあります。

そのため当院では、矮小歯だけを見るのではなく、周囲の天然歯の長さや形、歯茎の高さ、笑ったときの見え方まで確認したうえで治療方法を検討しています。

今回の症例では、歯冠長延長術とセラミッククラウンを組み合わせることで、矮小歯だけでなく、歯の長さや歯茎のラインまで含めて前歯全体のバランスを整えました。

矮小歯や前歯の大きさ・形、歯茎の高さでお悩みの方は、一度ご相談ください。

当院では初診時無料カウンセリングを行っております。

YASU DENTAL CLINIC

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監修者情報

松井泰隆  YASU DENTAL CLINIC 院長

東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。

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