名古屋より、前歯4本のセラミックのやり直しと、歯茎の腫れを気にされてご相談に来られました。10年前に他院で歯並びを改善するためにセラミック矯正を受けられたようですが、満足いくものではなかったようです。
セラミック矯正とは
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セラミック矯正とは、歯が極端に前に出たり、内側に入り込んでいる歯を削り、セラミックの被せ物を使うことで、審美的な位置に歯を並べて行う治療の総称となります。セラミック矯正は、10年〜15年前ほどから人気が出だした治療になりますが、過度なセラミック矯正は、歯の破折や歯周病などにより、歯の寿命を短くする事もあるので適応を守ることがとても重要になる繊細な治療方法です。
臨床例
治療前
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元々、前歯が出っ歯だったのをセラミック矯正で、内側に引っ込めて4本のセラミックを入れられたようです。その際に歯が短かったようで、歯を長くするような外科手術も同時に行ったとのことでした。現在は、セラミックの適合不良から汚れが溜まりやすい環境となり、歯茎が腫れており、セラミックも天然の歯より黄色く、形も歪なため、審美的な状態ではありませんでした。
歯茎の炎症(腫れ)を引かせた後
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歯茎の腫れを引かせる治療を行うとそのセラミックの適合不良がよくわかります。セラミックとご自身の歯の間には大きな隙間があり、完全に浮き上がっているのがわかります。これでは、患者様がいくら頑張って歯を磨いても汚れは溜まり、歯茎は腫れてしまいます。
治療後
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当院で、短い歯を長くする歯冠長延長術を行い、3ヶ月の治癒期間後にセラミックの被せ物を4本やりかえを行いました。治療後は、適合精度の高いセラミックが入ることで、歯茎の腫れもなくなり、健康的なピンク色の歯茎になりました。またセラミックは、まるで天然の歯のような自然な状態で治療を行うことができました。他の歯科医師が見ても、どれが天然の歯でセラミックか分からないような仕上がりになっています。
治療前後の比較(口元)
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口元のスマイルラインに一致するようにセラミックの形態を考慮することで、お口元の印象が大きく変わりました。
治療前後の比較(口腔内)
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術前は、歯が短く、歯茎の高さがバラバラで統一感がない状態でしたが、歯を正常な長さに戻して、歯茎の高さも左右で一致するように治療を行いました。また最終のセラミックが入るまでの間に、ホワイトニングと歯茎のメラニン(黒み)を除去するガムピーリングを行っております。
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側面から見ても、歯茎から自然にスムースに立ち上がるセラミックは、まるで天然の歯のような仕上がりになりました。
当院では患者様が気に入るまで何回でも修正を行い、細部にこだわり抜いたセラミック審美治療を行っています。
年代・性別 | 20代女性 |
主訴 | 前歯を綺麗にしたい、歯茎の高さをそろえたい、歯茎が腫れている |
治療内容 | ジルコニアセラミッククラウン、歯冠長延長術 |
費用 | 18万×4本(税別)、20万(税別) |
期間 | 7ヶ月 |
リスク・副作用 | きちんとした診査診断を行わないと、セラミックの破折や脱離が起こることがあります |
前歯の見た目でお困りの方は、是非一度ご相談下さい。
当院では初診時無料カウンセリングを行っております。
YASU DENTAL CLINIC
〒543-0074
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監修者情報

松井 泰隆 YASU DENTAL CLINIC 院長
東京歯科大学を卒業後、京都大学医学部附属病院で口腔外科を学び、その後審美歯科やインプラント治療を行う医療法人に勤務し分院長などを歴任。